或る夜の出来事
内容
34年アカデミー賞、主要5部門(作品・監督・主演男優・主演女優・脚色賞)を独占すると言う快挙を果たした古典的恋愛コメディの傑作で、キャプラ監督やコルベール、そしてそれまでパッとしなかったゲイブルの名を一躍有名にした作品。
ニューヨーク行きのバスで出会った大金持ちの一人娘エリーと、失業中の新聞記者ピーターの恋の行方を描く。二転三転するストーリーの面白さと、全編にちりばめられたユーモラスなエピソードが秀逸。ロマンティックな雰囲気で“古き良き時代の映画"を代表する、コメディ映画の傑作中の傑作! 尚、「夜の乗合自動車」は本作のリメイクにあたる。
感想
ネタバレあります!
元祖スクリューボール・コメディ映画です!
ちなみに、スクリューボール・コメディとはWikipediaさんによるとこんな意味だそうです。
スクリューボール・コメディ(Screwball comedy)は1930年代初頭から1940年代にかけてハリウッドでさかんに作られたコメディ映画。住む世界が異なる男女のラブ・ロマンス、常識にとらわれない登場人物、テンポのよい洒落た会話、つぎつぎに事件が起きる波乱にとんだ物語などを主な特徴とする。「スクリューボール」は当時のクリケットや野球の用語で「スピンがかかりどこへ飛ぶか予測がつかないボール」を指し、転じて突飛な行動をとる登場人物が出てくる映画をこう呼ぶようになった。
引用元
思えば、オードリーヘップバーンの名作「ローマの休日」もスクリューボールコメディなんですよね。内容も「或る夜の出来事」にそっくりだし、「或る夜の出来事」がなければ生まれなかったのかもしれませんね!( 一一)
突っ込みたいところもあるのですが、コメディ映画なんでね、そんな野暮なことはしませんよ( `ー´)ノ存分にドタバタを楽しみましたね!
ここで好きなシーンを2つあげますね!( `ー´)ノ
ピーターが、世間知らずのエリーにヒッチハイクのやり方を教えるんです。
ピーターは教えた側として、いろいろと実践して何とか車を止めたかったのですが、エリーがスカートの裾を少し捲り上げただけで車を止めてしまうのです。
物事って結構単純に動いていくんですよね(笑)
ピーターにはお気の毒ですが、そんなもんなんです。
もう1つは、エリーの父が、エリーの望まない結婚式をもみ消すのに、後はお金で解決できるから好きにしていいんだよっていうシーンがあるんですけど、
めっちゃくちゃ清々しくて、パパかっこよくて好きぃぃぃぃぃ!!!!!(*´Д`)
ってなりました。ここぞってときに権力を思いっきり振りかざすのかっこよすぎ。
権力が欲しい。
お気に入り度
★★★