いかえるの感想日記

本や映画を”お気に入り度”によって評価しまとめています。

小説

分身 / 東野圭吾

内容 函館市生まれの氏家鞠子は18歳。札幌の大学に通っている。最近、自分に瓜二つの女性がテレビに出演していたと聞いたーー。小林双葉は東京の女子大生で20歳。アマチュアバンドの歌手だが、なぜか母親からテレビ出演を禁止される。鞠子と双葉、この二…

不時着する流星たち / 小川洋子

内容 盲目の祖父は、家中を歩いて考えつく限りの点と点を結び、その間の距離を測っては僕に記録させた。足音と歩数のつぶやきが一つに溶け合い、音楽のようになって耳に届いてくる。それはどこか果てしもない遠くから響いてくるかのようなひたむきな響きがあ…

春にして君を離れ / アガサ・クリスティー

内容 優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバクダッドからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる…。女の愛と迷いを冷た…

猫を抱いて象と泳ぐ / 小川洋子

内容 「大きくなること、それは悲劇である」──この警句を胸に11歳の身体のまま成長を止めた少年は、からくり人形を操りチェスを指す。その名もリトル・アリョーヒン。盤面の海に無限の可能性を見出す彼は、自分の姿を見せずに指す独自のスタイルから、いつし…

本まとめ(2017年)

今更ですが、2017年のまとめ記事を作成しました! 独断と偏見により評価した作品のうち、5つ星、4つ星の作品を【小説、実学書、漫画】と分けて紹介します!(^^)! 2017年は★★★★★が4作品、★★★★が8作品となりました! 5つ星作品 レベルE プラネテス マジャン…

名刺代わりの本10選

twitterでよく見かける「名刺代わりの~」シリーズ。 名刺代わりの映画10選名刺代わりの本10選名刺代わりの漫画10選 名刺代わりとなると選び抜くのに覚悟がいる~。 でも自己紹介代わりに、「私はこんな感じの作品が好きですよ~」「こんな作品が心に響きま…

あなたの人生の物語 / テッド・チャン

内容 わずか100ページの短編です。 突如現れた飛行物体。エイリアンの目的は何か?それを探るために、言語学者と物理学者を筆頭にチームが結成される。SF小説でありながら、科学者でなく言語学者が話の鍵をにぎっている点がおもしろいです。 感想 実はSF小説…

やさしい訴え / 小川洋子

内容 夫から逃れ、山あいの別荘に隠れ住む「わたし」が出会った二人。チェンバロ作りの男とその女弟子。深い森に『やさしい訴え』のひそやかな音色が流れる。挫折したピアニスト、酷いかたちで恋人を奪われた女、不実な夫に苦しむ人妻、三者の不思議な関係が…

ABC殺人事件 / アガサ・クリスティ

内容 「6月21日、アンドーヴァーを警戒せよ」と文末に「ABC」と署名された挑戦状のとおり、Aで始まるアンドーヴァー(Andover)の町で、イニシャルがA.A.のタバコ屋の老女アリス・アッシャー(Alice Ascher)の死体が発見され、傍らには「ABC鉄道案内[2]」が…

博士の愛した数式 / 小川洋子

内容 80分しか記憶をもてない博士と家政婦の「私」とその息子、ルートのお話。 感想 小川洋子さんの小説はやっぱり好きです。 いびつなものや弱き者へ向けられるあたたかい眼差しや、目の前の与えられたことを丁寧にこなしていく品の良さ。そういった細やか…

君の膵臓を食べたい / 住野よる

内容 友達のいない地味で目立たない主人公が、クラスメイトの女の子の秘密を知って人と触れあい、生きる喜びを学んでいく話。 感想 ネタバレに近いことを書きます!タイトルである程度想像できちゃうけどね! 感想は、人の「生死」を書くならもっとキャラク…

超・殺人事件 ~推理作家の苦悩~ / 東野圭吾

内容 推理小説作家にまつわる苦悩話をブラックに描いた短編集。 1 超税金対策殺人事件 税金から逃れるために小説家は策を練る。世にも奇妙な物語で映像化もされた作品。 2 超理系殺人事件 書店で見つけた「超理系殺人事件」を読む主人公。中学で理科を教え…

秘密の花園 / バーネット

内容 両親と使用人をコレラで亡くした少女・メアリは、イギリスのヨークシャーに住む伯父の家に引き取られる。メアリはそこで、伯父の10年間も放置された秘密の花園を見つけ復活させようと行動する。ディコンやコリンといった少年とともに、ムーアの自然が…

薬指の標本 / 小川洋子

内容 短編小説が2つ入っています。薬指の標本薬指をなくした女性と何でも標本にしてくれる店のオーナーの恋愛小説。六角形の小部屋結婚を考えていた彼氏を突然理由もなく恨むようになってしまい、戸惑い傷ついた女性が「語り部屋」に出会う話。 感想 これは…

動機 / 横山秀夫

動機 D県警シリーズ 作者: 横山秀夫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2013/10/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 内容 4編からなる短編集。 横山といえば警察小説というイメージだけど、話のメインが刑事部ではなく警務部という点が珍し…