いかえるの感想日記

本や映画について感想を好き勝手に書いてます。

愛してる、愛してない

 

内容

フランス・ボルドー。美術学校に通うアンジェリクは心臓外科医のロイックと恋人関係にあった。彼には弁護士で現在妊娠中の妻ラシェルがいるが、離婚は時間の問題。アンジェリクは彼に、出会いの記念として1本のバラを贈る。絵を描いているときもアンジェリクの頭の中はロイックのことでいっぱい。ベビーシッターをしていたのが縁でいつのまにやらロイックの隣人宅に留守番として住み込むことにも成功する。ところが、裁判所の前で寄り添っているロイックとラシェルを目撃した頃からアンジェリクの様子がどこかおかしくなっていく…。
 
yahoo!映画 より
 

感想

 
オドレィ・トトゥ、二作目です。
これがアメリの翌年の作品と思うと衝撃的です。何かメッセージが込められているのではないかと疑ってしまいます。監督も違うし関係ないんだけどね!
 
これは本当にネタバレ見ないで観てほしい!
本当に!
バカみたいになんにも考えないで観てください。
 
といっておいてここから先はネタバレ含みます( 一一)
未鑑賞の人はバックしてね。
 
 
 
 
まあ、タイトルからこの恋が難航しそうなのは分かっていたのですが、
まさか!その恋が!本物ではないとは!
びっくりですよ。オドレィ・トトゥの可愛い笑顔の裏に歪んだものがあるなんて誰が予想できましょうか。
 
トーリーの大枠は、ある出来事を別の角度からみると全く違ったストーリーが浮かび上がるといったもので、この手法は乾くるみの「イニシエーションラブ」を想起させます。
だけど「イニシエーションラブ」と違って好きなところは、ストーリーの大枠を失っても楽しめる映画、という点だと思います。極端に言うと、オドレィ・トトゥ視点の恋愛面をカットしちゃってもOKってことね。最後にひっくり返そうとしなくても十分に面白い。
 
「愛してる、愛してない」を観て、恋愛ってお互いの信頼の上で成り立っているんだな~と当たり前のことを思いました。君を愛してるよっていう証明は心の問題だから相手に測ってもらうことができないし、目に見える形で表現することが大事です。
だけどもし相手が嘘をついていたら。相手が浮気をしていたら。気付くことって難しいですよね( 一一)
恋愛って常に不安定なものなんです。だからこそ浮気・不倫は、相手の信頼を踏みにじる最低な行為なんだと思いました。
 
オドレィ・トトゥ視点を観て不倫はやっぱり最低だと思ったし、ロイック医師視点を観てお医者様は大変だなー 恋愛の不安定さを思い知りました。つまりカットしていい場面なんてなくて、伝えたいことをより深く理解してもらうための構成だったと思います。表現方法の一種としてミステリーの技法を使っている、いい映画だと思いました。
 
邦題もまたいい。
 

お気に入り度

★★★★