いかえるの感想日記

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超・殺人事件 ~推理作家の苦悩~ / 東野圭吾

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)

 

内容

 

推理小説作家にまつわる苦悩話をブラックに描いた短編集。

 

1 超税金対策殺人事件

税金から逃れるために小説家は策を練る。世にも奇妙な物語で映像化もされた作品。

 

2 超理系殺人事件

書店で見つけた「超理系殺人事件」を読む主人公。中学で理科を教えているため理系の説明描写を必死で理解しようとするが…。

 

3 超犯人当て殺人事件(問題篇・解答篇)

売れっ子作家に呼ばれる編集者4人。集まると推理小説の問題篇を渡し、問題を解いた出版社に新作原稿を渡すと言う。

 

4 超高齢化社会殺人事件

編集者である男には困ったことがある。それは担当している作家のボケであった。

 

5 超予告小説殺人事件

売れない推理作家は連載小説を書くチャンスを手に入れる。しかし小説通りのに殺人事件が起こる。

 

6 超長編小説殺人事件

長編小説ばかりが売れる時代に作家は悩みながら小説を水増しさせる。

 

7 魔風館殺人事件

編集者に煽られ推理小説あるあるワードを盛り込み連載小説を書いてきたが、最終回に向けて作家を苦しめていく。

 

8 超読書機械殺人事件

推理小説書評家のもとに書評を自動で書いてくれる機械「ショヒョックス」が届く。「ショヒョックス」の存在が推理小説界を変えていく。

 

感想 

 

どれもオチがしっかりしている点はさすが東野さんです。 肩の力を抜いて読んでください。超税金対策殺人事件、超高齢化社会殺人事件、超長編小説殺人事件は声を出して笑いました。

 

お気に入り度

★★★