いかえるの感想日記

本や映画を”お気に入り度”によって評価しまとめています!他にも、お出かけしたことや音楽について感想を書いています。

金田一少年の事件簿 ファイル1「オペラ座館殺人事件」

金田一少年の事件簿 (1) (講談社コミックス (1874巻))

 

 

内容

 

金田一一は幼馴染、七瀬美雪の所属する演劇部のお手伝いをするため合宿に参加する。離島のオペラ座館で「オペラ座の怪人」に見立てた連続殺人事件が起こる。

(1、2巻所収)

 

感想

  

記念すべき第一話!

剣持警部も一話から登場してます!

 

金田一少年の事件簿は、主にTVアニメでお世話になっていました。漫画はところどころ読んだな〜くらいだったので、これを機にちゃんと読んで感想を書いていきたいと思います。

 

 

ネタバレあります。

 

 

 

 

 

 

この禍禍しき怪物は

地獄の業火に焼かれながら

それでも天国に憧れる

 

 

 

評価は5段階で、独断と偏見によります。好みによるかもw

  

トリック ☆☆☆

動機 ☆☆☆☆

難易度 ☆☆

ドキドキ度 ☆☆☆

犯人の別名 怪人(ファントム)

 

 

トリック

トリックは概ね良いです。あまりごちゃごちゃせず、派手すぎず地味すぎずといった感じでしょうか。

ただ桐生春美殺害トリックはちょーっと好きじゃない。はじめちゃん、”密室殺人”って言ってたけどここはちょっと盛り上げすぎだと思うんです。解決編ではこう解説しています。「犯人は死体を木に吊るした後 芝の上を通り足跡を残さないように帰って・・・(略)」ってこれ密室でもなんでもないじゃないですかぁ。

 

あとは完全犯罪を計画した犯人が予想外の出来事にどう対応していくかってところね。そこから解決の糸口が見つかる展開、良い。
緒方先生殺害の話です。「オペラ座の怪人」に合わせて溺死に見せかけたけど、死因は殴打によるもの。つまり撲殺した後にお風呂に浸からせたのです。
これまでファントムは計画通り殺人を行っていましたが、ついに綻びが出てしまうのです。こういうところが人間らしくて好きなんです。

 

 

動機

動機も「オペラ座の怪人」に寄せているのが美しい。犯人を”ファントム”という器にちゃんと落とし込んでいるところにテーマの一貫性を感じます。

 

 

難易度

難易度はやや低め。ヒントも分かりやすくフェアです。
トリックが分からなくても犯人が分かっちゃいますよ!

 

 

ドキドキ度

脱衣所でのラッキーハプニングあります!
死体もなーんか艶めかしい。生々しくもありますが・・・。
いろんな意味でドキドキですw

 

 

 

お気に入り度

 

剣持警部は、はじめちゃんに花を持たせようとしているのか、ポンコツな仕上がりです。

★★★