いかえるの感想日記

本や映画について感想を好き勝手に書いてます。

金田一少年の事件簿 ファイル6「悲恋湖伝説殺人事件」

 

金田一少年の事件簿 (7) (講談社コミックス (2009巻))

 

内容

 

美雪のいとこに高級リゾート村のオープンモニターの代役を頼まれた美雪とはじめ。リゾート村でのキャンプ中、近くの刑務所から脱獄した「ジェイソン」なる人物による殺人事件に巻き込まれてしまう。

(6、7巻所収)

 

感想

 

ネタバレあります。

 【いつき陽介、初登場!】

 

 

評価は5段階、独断と偏見によります。ぶっちゃけ好みでつけてます!

 

トリック ☆☆

難易度 ☆☆

動機 ☆☆☆☆

ドキドキ ☆☆☆

犯人の別名 ジェイソン

 

トリック

とくに目立ったトリックはありません。推理小説好きな人だったらすぐに犯人が分かると思います。

 

難易度

犯人は分かりやすいので星は低めの2つです。

 

動機

この事件で最も難しいのは動機当てだと思います。なぜなら今まで読んできた犯人の中で一番猟奇的な殺人だからです。復讐相手を知らないため、唯一知っている情報の「イニシャル」で人を集めて皆殺し、なんて復讐心が強すぎてやばい犯人です。ジェイソンを真似して斧をサクッとふって殺すって、ど直球勝負ですね。殺す順番とか考えていなさそうな無作為なところが怖い。

 

今回はじめちゃんが今まで関わってきた殺人犯と対峙した経験から殺人犯の「素顔」を述べるシーンがあります。

「人殺し」なんて本当は誰だってしたくないんだ。だけど時として人は逃げ場のない苦悩にとらわれ悩み苦しんだあげく最後の選択として”悪魔のささやき”に耳を傾けてしまう。

 

以前私は、はじめちゃんが完全犯罪を解決できるのは犯人のことを信頼しているからだ、と書きました。

 

ikaeru.hatenablog.com

 

このときは、はじめちゃんの探偵としての器を何となく感じとっただけでした。しかしこの引用した言葉からは、はじめちゃんの人間性が見えてきます。殺人が犯人にとって最後の選択として行われるものなら、慎重に計画をたてるだろう。だから些細な出来事でも犯人にとって意味があると考えるのです。それはやはり犯人のことを「信頼している」と言えます。殺人犯を理解できないものとして処理せず、1人の人間として接しているのです。
こういうところがはじめちゃんの素敵なところです。そして地獄の傀儡子・高遠と永遠に交わらない理由でもあります。この辺については高遠が出て来てから書いていこうと思います。

   

ドキドキ 

美雪のいとこが知らないところであっさり殺されていたのが怖かった。

あとはドキドキはしなかったけどはじめちゃんと美雪がお互いに嫉妬し合っているのが可愛かったな~。

 

 

カルネアデスの板の問題で、美雪ちゃんが質問します。
「私とはじめちゃんが同じような目にあったら…」

 

「うーん そーだなあ

俺だったら……

考えるだろうな……

2人とも助ける方法をさ!!」

 

躊躇なくこんなセリフ言えるなんて最高にかっこいい。

 

お気に入り度

 

週刊で描くのは大変だとは思いますが、キャラクターが都合よく行動していて不自然だったりと、雑なところもあるので少し辛めの採点です。

★★