いかえるの感想日記

本や映画を”お気に入り度”によって評価しまとめています。

新感染 ファイナル・エクスプレス

 

新感染 ファイナル・エクスプレス(字幕版)

 

内容

 

別居中の妻がいるプサンへ、幼い娘スアンを送り届けることになったファンドマネージャーのソグ(コン・ユ)。夜明け前のソウル駅からプサン行きの特急列車KTX101号に乗り込むが、発車直前に感染者を狂暴化させるウイルスに侵された女性も乗ってくる。そして乗務員が彼女にかみつかれ、瞬く間に車内はパニック状態に。異変に気づいたソグは、サンファ(マ・ドンソク)とその妻ソンギョン(チョン・ユミ)らと共に車両の後方へ避難する。やがて彼らは、車内のテレビで韓国政府が国家非常事態宣言を発令したことを知り……。

 

引用元

解説・あらすじ - 新感染 ファイナル・エクスプレス - 作品 - Yahoo!映画

 

感想

 

ネタバレあります!

 

まず始めにお断りしますと、私はゾンビ映画はほとんど見ません。なのでゾンビについてのコメントはほどほどにして、人間ドラマという観点で本作の感想を書かせていただきます🍴🙏

 

そうです!

本作はゾンビ映画の気持ち悪さやハラハラドキドキはもちろん、未知なる脅威と向き合ったときの人間ドラマがよく描かれています。つまり大衆向けのゾンビ映画なのです!

 

スリリングであったり感動的であったりして「わあわあ」言いながら鑑賞しましたが、心に訴えかけてくる作品です。これは設定で成功しているためだと思います。

 

 

ゾンビ×電車

このコラボは最強でした。
始めは、電車という「密室」にゾンビがいるという「密室」の恐怖があったのですが、停車駅がゾンビで溢れ、外も危険だということが分かると「密室」がかえって安全であることが分かります。ゾンビを車両に押し込めておけばいいからです。


「密室」が恐怖心を煽りますが、実は安心できる場所であった、という転換が見事です。

 

野球少年

途中、男3人組が結託して電車内のゾンビ軍団の中を突き進むシーンがありました。この3人組の中に野球少年を配置した人はえらいです。

 

ゾンビを退治し次の車両に入った瞬間、少年は凍りつきます。汗水流して一緒に青春を送った仲間たちがゾンビ化しているのです。

こんなの無理でしょ!辛い!

 

それから、ついにゾンビ軍団を越えて、人間のいる先頭車両に着いたとき。
人間たちに、ゾンビ化への感染を疑われた主人公たちは先頭車両に入れてもらえませんでした。このとき野球少年は自らの腕を扉の空いたすき間に差し入れ、こじ開けようとします。

 

野球といえば腕を使うスポーツです。なので彼からしたら腕は大事な部位です。
その腕を痛めて扉を開けようとするシーンで、本気度や必死さが伝わってきてとてもよかったです。

 

恐怖を掻き立てる人間関係

恐怖心を掻き立てるものの1つに、「不安な状態」があげられると思います。
そして本作で最も分かりやすく「不安な状態」を作り上げたのは登場人物の人間関係だと思います。

 

父と娘(母は別居中であり、多忙な父と娘の関係はあまりうまくいっていると言えない)、妊婦さん、おばあちゃん、浮浪者、学生。

 

逃げ切れるの?!と何度もハラハラしました。

 

そして最終的に生き残った人物が、娘と妊婦さん(お腹に子供がいる!)だったことは驚きましたが、いろんな人物が「守りたい」と感じた気持ちの結果、彼女たちが選ばれたのだとすると、とてもいい結末でした。

 

お気に入り度

 

★★★★

 

男3人組が手を結び、ゾンビに立ち向かっていく展開は少年漫画を読んでいるようで燃えました。