ジャック・サマースビー
内容
ジェラール・ドパルデュー、ナタリー・バイ主演のフランス映画の米版リメイク。南北戦争にかりだされ何年かして妻子の元に戻ってきた主人のジャック・サマースビー。しかし顔かたちも同じだが妻はどうしても彼が本当の主人であるとは信じられないでいた……。
引用元
解説・あらすじ - ジャック・サマースビー - 作品 - Yahoo!映画
感想
リチャードギアの醸し出す、田舎の主人感がよかったです。
がっしりとした体つきに落ち着いた態度。はまってましたね~。
対するジョディフォスターは、美しいけど洗練されすぎていてちょっとイメージに合わないと思いました。田舎より都会のジョディフォスターの方が好きです。
だけどジョディフォスターの演技はやっぱり好きです。スクリーンに映していない過去の悲しみやトラウマを匂わせるのが本当に上手い。戦争から帰ってきたジャックに違和感を抱きながらも今の幸せを大切にして、何事もなかったかのように接する妻の役がよかったです。ちょこちょこジャックに探りを入れているところが知的で、その点ではジョディフォスターらしい役でした。
身分証明できることの有難さ、反対に名前を持つ無意味さ、人を愛することの尊さ、について語りかけてきます。派手ではないけどいい映画でした。
村人と協力してタバコの原料を栽培する過程も丁寧に描いていて面白かったです。
お気に入り度
★★★