いかえるの感想日記

本や映画を”お気に入り度”によって評価しまとめています。

金田一少年の事件簿 ファイル10「金田一少年の殺人」

金田一少年の事件簿 (12) (講談社コミックス (2125巻))

 

内容

 

 

真犯人の策略により殺人犯に仕立て上げられてしまった一。自らの無実を証明するため、逃亡しながら真相を探る。

wikipedia より

 

(12〜14巻所収)

 

感想

 

 

ネタバレあります。

【佐木竜太の弟、竜二初登場!】

 

評価は5段階、独断と偏見によります。好みによる採点が大きいかもしれません。

 

トリック ☆☆☆

動機 ☆☆☆☆

難易度 ☆☆☆

ドキドキ ☆☆☆

犯人の別名 見えざる敵

 

トリック

 

作家・橘の、原稿探しから始まった事件。

やはり最大の謎は橘殺しの密室トリックでしょうか。橘の書斎まで行くにはぬかるんだ道を歩いていかないといけません。犯行時には、はじめちゃんの足跡しかありませんでした。犯人はどうやって犯行現場から脱出したのか。この問いの解答が大胆で驚きです。

 

ちなみに「水曜日のダウンタウン」という番組の”金田一のトリック アクロバティックすぎてほぼSASUKE説”の回で、扉のトリックを実際にやっていましたw

犯人役の人が漫画に外見を合わせているのも笑えます。

youtu.be

 

今回はじめちゃんは、殺人犯として追われていたので思うようにスムーズに推理が出来ませんでした。犯人が橘殺しの犯行現場に重要な手がかりを残していたので、殺人犯として追われていなかったらもっと早く解決できたかもしれません。

犯行は突発的なものだったので犯人のミスが目立ちますが、はじめちゃんに殺人の罪をきせようとしたことで、話に奥行きと個性が出たので良かったです。

 

動機

 

この事件で一番好きなのは動機です。犯人の家族を愛する思いから社会犯罪に手を染めてしまうのは本当に悲しい。
臓器の密輸という社会問題を、金儲けのためといった「悪人」の視点から描かかず普通の人が苦しみの果てに陥ってしまったと描いているところが、問題を読者に考えさせるように出来ていていいです。

最後に、犯人は娘のために自分の臓器を提供します。報われなさすぎてつらい。

 

難易度

 

突発的な犯行のため、最初の橘殺しのところをよーく見ていると分かりそうだな~。解く鍵は随所にちりばめられているので、結びつけて考えてみると難しくないかも。

 

ドキドキ

 

はじめちゃんは逃亡中で危険な身にありながら、ちゃんと美雪ちゃんの誕生日を覚えていて祝ってあげます。さすがにかっこいいと思わざるをえません。というかはじめちゃんって普通にかっこいいよね。

 

お気に入り度

★★★

いつきさんの人柄のよさが十分に分かる回でした。人望が厚いんだな~。