いかえるの感想日記

本や映画を”お気に入り度”によって評価しまとめています!他にも、お出かけしたことや音楽について感想を書いています。

リリーのすべて

 

リリーのすべて (字幕版)

 

内容

 

世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人画家リリー・エルベと、その妻ゲルダとの愛を描いた伝記ドラマ。メガホンを取るのは、第83回アカデミー賞の4部門で受賞した『英国王のスピーチ』などのトム・フーパー。性別違和に苦悩する主人公には『博士と彼女のセオリー』でオスカー俳優となったエディ・レッドメイン、一番の理解者として夫を支え続けた妻を『コードネーム U.N.C.L.E.』などのアリシア・ヴィキャンデルが演じる。共演にはベン・ウィショーマティアス・スーナールツらがそろう。

1926年デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)は、同じく画家の妻ゲルダアリシア・ヴィキャンデル)に女性モデルの代役を依頼される。その際に、自身の内面にある女性の存在を感じ取る。それ以来リリーという女性として生活していく比率が増していくアイナーは、心と体の不一致に悩むことに。当初はそんな夫の様子に困惑するゲルダだったが、次第に理解を深め……。

 

引用元

リリーのすべて - 作品 - Yahoo!映画

 

 

感想

 

ネタバレあります。

 

 

 

 

 

 

 

美しい、えろい、美しい。

そんな映画でした。

 

始めは、ヴェイナーが女装するのを楽しんでいたゲルダ
ドレスを見繕いサイズの合う靴を探し口紅を塗りアイライナーをひく。嘘を積み上げていく二人がいたずらっ子のようで可愛いかったです。

 

しかし二人の歯車がかみ合わなくなっていきます。

 

ついにヴェイナーはリリーになるために手術を受けます。列車の前の、ヴェイナーとゲルダのお別れシーンは泣きましたね。

実はこのシーンにくるまで私はずっとモヤモヤしていたんです。ヴェイナーはリリーになってもゲルダのことを好きだったしゲルダもヴェイナーのことが好き。その形が少し変わったとしても、二人はお互いを好き合っているのに何が二人をぎくしゃくさせるんだろうって。

 

手術を受けに行くヴェイナーは、列車の前でゲルダについてこないでいいと言います。ゲルダはついていく気だったのですが、ヴェイナーは”ゲルダが好きだったヴェイナーを消してくるんだから”と言って断るのです。

好き合っていても、それはお互いが望んだ形ではなかったのです。ゲルダの好きなヴェイナーは、彼にとってはもう価値のない存在でリリーは女性としての幸せを願っています。

 

涙なしでは観れませんでした。

 

リリーの1回目の手術が成功し、ゲルダの元に帰ってきても二人の溝は埋まることはありませんでした。

 

ヴェイナーはいつの頃から自分が女性だと考えていたのでしょうか。
結婚後?ゲルダに会う前?物心ついたときから?

 

もし私がゲルダのような立場で、愛する人が性別転換をしたら私は受け入れることが出来るか。いや、寂しいけれどやっぱり出来ないんだろうな~と思いました。

 

お気に入り度

 

★★★★

エディ・レッドメインが色っぽいんですよ~。