いかえるの感想日記

本や映画を”お気に入り度”によって評価しまとめています!他にも、お出かけしたことや音楽について感想を書いています。

ブルックリン

 

ブルックリン   (字幕版)

 

内容

 

『わたしは生きていける』などのシアーシャ・ローナンを主演に迎え、アイルランドからニューヨークに移住した女性の青春の日々を映すドラマ。アイルランドの片田舎から大都会のニューヨークにやって来たヒロインが、戸惑いながらも自らの宿命と愛に身を任せる姿に迫る。『パディントン』のジュリー・ウォルターズやジム・ブロードベントらベテラン俳優らが共演。二つの国と二人の男性の間で引き裂かれていくヒロインの成長物語が胸に響く。

 

アイルランドの町で暮らすエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、きれいで仕事もバリバリこなす姉ローズ(フィオナ・グラスコット)とは正反対だった。内気な妹の未来を心配するローズの考えもあり、エイリシュはニューヨークに渡ることを決意する。だが、田舎町での静かな生活とは全然違う暮らしが彼女を待ち受けていた。

 

引用元

解説・あらすじ - ブルックリン - 作品 - Yahoo!映画

 

感想

 

ネタバレあります。

 

シアーシャ・ローナン!!
私は彼女のことが好きなのかもしれない、と思いました。

 

「つぐない」を観てからファンではありましたが、年月が経ち、少女から女性へと変わっていく姿に不安を覚えていましたが、どうってことなかった!

 

つぐない
階段に座っている子がシアーシャ・ローナン

つぐない [DVD]

 

シアーシャ・ローナン好きだ!
彼女の素朴で聡明そうなところが好きだ!
本作では、アイルランドの田舎から出てきた女の子、という役で、とってもかわいかった( `ー´)ノ
かわいいぞ!!!

 

さて、気を取り直して、内容の感想です( 一一)

エイリシュは容姿も性格も、これといって特別な女の子というわけではありません。しかし自分の置かれた場所で健気に努力を積み重ねるような誠実さを持つ女性でした。

 

そんな彼女が人生の選択を迫られます。
ブルックリンで帰りを待つ夫と共に生きていくのか、故郷で出会った彼と結婚をするのか。

ブルックリンの夫はエイリシュをとても愛していて裏切りたくないし、かといって母親1人を故郷に置いていくことも心苦しい。難しい問題!


故郷には、母もいる、いい仲になりそうな男性もいる、希望している簿記の仕事ができる会社もある(しかも採用に積極的!)。

アメリカもアイルランドも一長一短で、最後までどちらを選ぶのか分かりませんでした。どちらかと言うと故郷に残る可能性の方が大きいかも?と思っていました。思っていましたが…!( ゚Д゚)

 

エイリシュは最後までどちらを選択しようかと揺れ動いていましたが、将来のことを考えると仕方がありません。悩みながらも、誠実で真摯的な姿勢に好感を持ちました。トニーを忘れようとしていたところは、うんまあ、悲しいけどリアリティがあってよかった。
エイリシュのような女性になりたいな。
衣装も好みだった…(*´Д`)

 

好きなシーンのセリフを引用します。

 

ブルックリンの寮母セリフ
ちょっと耳が痛いけど、納得してしまった。

軽薄さの悪について神父様に説教してもらうわ
軽薄な女は 怠惰な男と同様
邪悪な存在よ

 

エイリシュを家族に招待したいと誘ったトニー。緊張感のある会話の後でのやり取りです。トニーを思うエイリシュの優しさが垣間見れたシーンです。

トニー:君が素直なうちに聞く 講義がない日に映画に行こう
エイリシュ:2度行くわ 失敗してももう一度チャンスをあげる

 

私は現代の感覚で観て、共感したのですが、この映画の背景にはその国の文化を知らないと気がつかないような、深い意味が隠されているのだそうです。
1950年代のブルックリン、ブルックリンに移住する意味、アイルランドと緑の関係性など。
以下の記事がとても勉強になりました!

町山智浩 映画『ブルックリン』を語る

 

www.youtube.com

 

お気に入り度

 

★★★★★