プレステージ
内容
若く野心に満ちたロバート(ヒュー・ジャックマン)とアルフレッド(クリスチャン・ベイル)は、マジシャン(マイケル・ケイン)の助手をしていた。ある晩、舞台の事故でロバートの妻が亡くなったことが原因で二人は敵対するようになる。その後、彼らは一流のマジシャンとして名声を得るが、その争いは次第に激しさを増す。
引用元
解説・あらすじ - プレステージ - 作品 - Yahoo!映画
感想
ネタバレあります。
クリストファー・ノーラン監督の作品は時間軸がバラバラなので、始めは分かりづらいですがパズルみたいで好きです!(_ _)
まず冒頭で、手品は「確認」「展開」「偉業」と三つの段階がある、とマイケル・ケインが説明します。
「確認」で手品にタネも仕掛けもないことを示し、「展開」で手品を披露。最後に「偉業」で手品を完成させるのです。
中でも「偉業」は大切!
例えばコインを消滅する手品だったら最後は消滅したコインが現れなければなりません。「偉業」では、消滅したコインを出現させる段階にあたるのです。
劇中では「偉業」のことを「プレステージ」と呼びます。
ロバートとアルフレッドは瞬間移動マジックに憧れ、これまでにない新しい瞬間移動マジックを実現させようと考えます。
そして、二人はそれぞれ別々の方法で瞬間移動マジックを成功させ、世間を驚かせるのです。
どんな方法で成功させたのか。
瞬間移動マジックの種明かしですが、アルフレッドは実は双子だったという古典的な(推理小説のような)方法で、ロバートはテスラという科学者が発明したマシンによって人間をコピーするというSF的な方法でした。
どちらも「プレステージ」が大胆!
アルフレッドともう一人の人間を、二人で演じて入れ替わる生活も大変ですが、コピーした人間をその都度殺していくロバートも相当苦しいでしょう。
しかもロバート。殺しているのってコピー元の方ですよね。自分を殺してコピーの自分が生きてまた自分を殺して、って混乱しそうだ。
観客を驚かすために、苦しい思いをして「プレステージ」を成し遂げる二人の生き方にあっぱれ!でした(°∀°)
ちなみにこの映画自体も「確認」「展開」「偉業」の三段階に分かれていて、「偉業」を見破れ!というノーラン監督からの挑戦状だったりして……。
考えすぎかな('_')
もし、ノーラン監督からの挑戦だったとして、その「偉業」とは何でしょうか。
テスラの発明か、人生を狂わせてもいいとまで思わせる手品に対する思いか?
手品は奥が深いです。
お気に入り度
★★★★
最近風邪をひきました( 一一)
普段は体のことを全く気遣っていないのですが、風邪をひくと健康でいることのありがたさを感じます。また治るころには忘れているんでしょうけどね~。
早く遊ぶ予定をたてたいです(_ _)!