君の名前で僕を呼んで
内容
1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と過ごす17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)は、大学教授の父が招待した年上の大学院生オリヴァー(アーミー・ハマー)と出会う。一緒に自転車で散策したり泳いだり、読書したり音楽を聴いたりするうちに、エリオはオリヴァーに恋心を抱く。やがてその思いは通じるが、夏の終わりが近づくにつれてオリヴァーが避暑地を去る日が近くなり……。
引用元
解説・あらすじ - 君の名前で僕を呼んで - 作品 - Yahoo!映画
感想
ネタバレあります。
北イタリアの多分どこかの田舎なんでしょう、美しい景色と青年たちの美しい恋愛。
絵になるよね!!
たまらん!
ティモシー・シャラメくんもアーミー・ハマーもセクシーだ!
映画の最後に父がエリオに話すシーンがあります。
ここが映画を上手くまとめていて、とても良いシーンでした!
内容は、人を愛し続けることの難しさと大切さについて語っていまして、すごい名言なんですよ。深い。
人を愛し続ける難しさ。
この映画では同性愛であらわしていましたが、それはあくまで例えであって伝えたかったことは別にあります。
何かを好きになり、それを好きでいるのに障害ができたとき。
人は愛し続けるか、諦めるかのどちらかを選択します。
エリオは同性愛という壁に阻まれますが、オリヴァーを愛し続ける選択をしました。
同性愛は当時、よく思われていなかっただろうと思いますが、家族の支えもあって愛し続けました。
しかし好きでいる気持ちを諦めていたらどうなっていたでしょうか。
父によると自分の心を抑えてしまうのは、自分の一部を殺してしまうことと等しく、
一度殺してしまうと戻すことができないと言うのです。
人は早く立ち直ろうと自分の心を削り取り30歳までにすり減ってしまう
新たな相手に与えるものが失われる
だが、何も感じないこと…
感情を無視することはあまりに惜しい
お前の人生は お前のものだが…
忘れるな
心も体も 一度しか手にできない
そして、知らぬうちに 心は衰える
肉体については、誰も見つめてくれず…近づきもしなくなる
今はまだ、ひたすら悲しく苦しいだろう
痛みを葬るな
感じた喜びも忘れずに
せっかく自分の中に芽生えた感情を殺してしまうのはもったいない。
しかも人を好きになるという肯定的な気持ちを否定するのは、
その人の心を失ってしまうことになるのです。
恋人と離れ離れになってしまって傷心のエリオにこんなことを言える父が素晴らしい!
いい家族だなあ( 一一)
私ももっと自分の気持ちに素直になろうと思いました。
爽やかで濃厚で繊細で美しくひたむきで、アプリコットが印象的な映画でした。
お気に入り度
★★★★★
エンドロールのエリオの表情。
ずっと観ていられる~。すごい役者だ。