明日に向かって撃て!
内容
19世紀末の西部史に名高い、二人組の強盗ブッチとサンダンスの逃避行を、哀愁とユーモアをこめて描く。列車強盗としてならしたブッチとサンダンス。しかし、近代化に向かう時代に、彼らの生き方はあまりにも旧弊だった。新たな夢を求めて、二人は南米ボリビアへと旅立つが……。
引用元
感想
ネタバレあります!
実在した人物の映画化です!
主演はポール・ニューマンと当時無名だったロバート・レッドフォード。後に「スティング」でも再びダブル主演を果たしています。
西部劇は初めて観たのですが、サンダンス・キッドの早撃ち、めっちゃくちゃかっこいい(*´Д`)!!
「ドラえもん」のキッド、「名探偵コナン」のキッドってもしかして、サンダンス・キッドから名づけられてたりして…。( ゚Д゚)…だってかっこいいもん。
ブッチとキッド。二人は生き方が不器用なんですよね!
強盗して生きていくのではなくて、もっと他に生き方なんてあるだろうに…!
近代化の波に取り残されて逃げて、ほかの地でも強盗してまた逃げて。
次は「英語の通じるオーストラリアにしよう」と新しい夢を思い描きながら大勢の警官に囲まれているとも知らずに散っていく。
めちゃくちゃかっこいいじゃん( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
時代が変わっていっても、追われることになっても、自分たちの生き様は変えない。
「生きるために何でもしてやる!」っていう泥臭さもかっこよくて好きですが、こういう生き方もかっこいいですね。
いや、ブッチとキッドは、逃げているだけのように見えて、自分たちの生き方を貫き通すために泥臭く戦っているんですよね。案外、変わることよりも変わらないために戦うことの方が難しいのかもしれません。
それにしても、爽やか!
二人の英雄譚でも観ているかのようだ!強盗なのに!
多分、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが演じるからこそ、爽やかで様になるんですよね~!強盗なのに!
画面の色が、セピアトーンから始まって、カラーになる冒頭の演出好きです。
音楽はB.J.トーマスの「雨に濡れても」
ブッチがキッドの妻・エッタを自転車に乗せてデート(?)をするシーンで流れています。
元々、この曲が好きで「明日に向かって撃て!」を観始めたくらいだったのですが、挿入歌として使われていてびっくりです。
この3人の曖昧な関係性も、ブッチとキッドの間に強い絆があるから成り立つんですよね。いいよな~。
お気に入り度
★★★