IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
内容
1990年に映像化されたスティーヴン・キングのホラー小説を、『MAMA』で注目を浴びたアンディ・ムスキエティ監督が映画化。静かな田舎町に突如現れた正体不明の存在が、人々を恐怖に陥れるさまが描かれる。『ヴィンセントが教えてくれたこと』などのジェイデン・リーバハー、『シンプル・シモン』などのビル・スカルスガルドをはじめ、フィン・ウォルフハード、ソフィア・リリスらが出演。
とある田舎町で児童が行方不明になる事件が相次ぐ中、おとなしい少年ビルの弟が大雨の日に出掛け、大量の血痕を残して姿をくらます。自分を責めるビルの前に突如現れた“それ”を目撃して以来、彼は神出鬼没、変幻自在の“それ”の恐怖に襲われる。彼と同じく“それ”に遭遇した人々とビルは手を組み、“それ”に立ち向かうが……。
引用元
解説・あらすじ - IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 - 作品 - Yahoo!映画
感想
ネタバレあります!
ペニーワイズ怖い!
あれは何ですか?幽霊?
なんで暗闇からひょっこり顔出してくるの?
なんで言葉喋れるの??
なんでコミュニケーションとってくるの???( ;∀;)
怖いは怖いのですが、ホラー映画のわりには制限がいろいろあって観やすいかもしれません。
制限①:ペニーワイズは子供にしか見えない。
制限②:27年ごとにしか現れない。
制限③:子供相手なのでペニーワイズは昼間にしか現れない。それでも怖さを演出するため、暗闇にしか現れない。⇒だから行動範囲が狭い!
なんだ、やっぱりフィクションの世界だな~と安心して(?)観れるわけなのです!( `ー´)ノまあ、一人では観れないですけどね!怖いもんは怖い!
それから、itはアメリカの社会問題にも触れています。
ここが単なるホラー映画と違うところ。
子供のいじめや親の暴力。
えげつなくて、観ていてやるせなくなってきちゃいます。弱者に厳しい町です。
子供のいじめや親の暴力は、日本でもあるけど、アメリカの方が過激なイメージ。アメリカよく分かんないけど。
周りの子供たちからいじめられて、親からは暴力を受けて、ペニーワイズには狙われて。
逃げ場のない子供は本当にかわいそう。
辛すぎて嗚咽が出ちゃう(ノД`)・゜・。・゜・。
というか、たまにしか出てこないペニーワイズより、日々虐げてくる、いじめっ子や暴力ふるってくる大人の方が怖くない??いじめっ子軍団のリーダー、めちゃくちゃ怖いんだけど…。
逆に言えば、そんな中で、戦い生き抜いていく主人公たちは本当に偉い。
眩しくて尊い!負けんなよ!
itってもしかしたらホラー映画の皮を被った青春映画なのかもしれません。
ペニーワイズは、子供たちが苦手なものや見たくないものを見せてきます。女性の絵だったりピエロだったり火災現場だったり亡くなった弟だったり。
それって子供たちのトラウマなんですよね。
見ないようにすることも出来るけど、いつかは向き合っていかなくてはいけない。
それが大人へ成長することなのかもしれません。
ペニーワイズは子供たちのトラウマの象徴。
だから大人には見えないんです。
あら、何かいい感じにまとめられた?(笑)(*´Д`)
そして!!!
今年の11月には続編が公開されるみたいです。気になるぅ~。
予告編もあります!( ゚Д゚)
IT CHAPTER TWO - Official Teaser Trailer [HD]
27年後、40歳になった主人公。
果たして彼らは心身ともに大人になれたのでしょうか?
ペニーワイズとの戦いに決着はつけられるのでしょうか?!
だけど!!!原作者はスティーブン・キング!
きっとビターな結末になるんじゃないかな~と、予測しています!
内容を振り返るのは全然怖くないんだけどな~。
音と映像があると怖いんだよな~。
ちなみに一番怖かったのは、ペニーワイズにベバリーが連れていかれるところです!
ホラー映画にしてはメッセージ性が強い( 一一)
お気に入り度
★★★
子供たちの中では頭脳派のベンさんが好きだなあ(*´Д`)