ブレードランナー
内容
2019年、惑星移住が可能になった未来。レプリカントと呼ばれる人造人間が謀反を起こし、地球に侵入。レプリカント専門の捜査官“ブレードランナー”のデッカードは追跡を開始する。一方、彼は製造元のタイレル社でレイチェルというレプリカントに会い、心を通わせていくが……。熱心なファンによって支持され、カルト化したSFハードボイルド・アクション。監督リドリー・スコットの映像センスは絶賛され、その人気を不動のものとした。92年に再編集された「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」が公開された。
引用元
感想
ネタバレあります!
私はこの映画、めちゃくちゃ好きです!(^^)/(^^)/(^^)/
退廃的な雰囲気漂う近未来と、アジアの街並みが胸にグッときました。
しかもずっと雨が降っているんですよね。
色調とかセットとか内容とか映画を構成するものとかが暗いんです。
SF映画なんだけど、表現方法はハードボイルド、みたいな感じ。
面白いのは、レプリカント側をかっこよく描いていたこと。
レプリカントは人間に造られたから奴隷のような扱いを受けているけど、レプリカントだって生きています。
レプリカントたちは虐げられながらも、もがいて抗って戦ってきたんだろうな~ということが節々で伝わってくるので、共感しちゃうんですよね。
そういう姿こそが人間らしい!というか…( `ー´)ノ
対する人間側なんですけど、怠惰というか傲慢というか、レプリカントとの付き合い方が偉そうなんですよね!確かにレプリカントを創ったのはすごい。
でも、創造主みたいな顔するのは何か違うよねって感じです。
そういう傲慢なところがあったから、本作のような酸性雨が降り注ぐ地球になっちゃたのでしょう!
そして、リック・デッカードとロイ・バッティの戦いを観たら、やっぱりレプリカントかっこいいな~!って思っちゃいます。
というか、ロイさんめっちゃくちゃかっこよくて惚れちゃう~。
ここでロイさんの好きなシーンを2つ紹介させてください!(*´Д`)
まずは、ロイさんが寿命を延ばすために、タイレルと話すシーン。
タイレル:明るい火は早く燃え尽きる。君は輝かしく生きてきたんだ。そうだろう?よく戻ったな。君を誇りに思ってる。
ロイ:いろいろ悪い事をした。
タイレル:業績も上げた。命あるうちに楽しめ。
ロイ:生物工学の神が呼んでいるぞ
この後、ロイさんは静かにタイレルの顔を潰すのです。…( ゚Д゚)
タイレル、ちょっと調子にのっちゃってるもんな。
タイレルが産みの親とはいえ、人の命を軽んじていて、嫌な感じです。
この時のロイさんが色っぽくて何度も観てしまったのは私だけでしょうか??
神様気取りのタイレルに皮肉たっぷりの言葉をかけ、有無を言わさず殺してしまうのはさすが…( 一一)!
ロイさん、相当お怒りですよ!!
もう1つはロイさんとデッカードの最後の戦い。
ロイ:恐怖の連続だろう。それが奴隷の一生だ。
おれはお前ら人間には信じられぬものを見てきた。
オリオン座の近くで燃えた宇宙船やタンホイザー・ゲートのオーロラ。
そういう思い出もやがて消える。
時が来れば涙のように雨のように…。
その時が来た。
切ないよおおおおお!!!!!(ノД`)・゜・。
ロイさんの一生が詰まっている気がする!
4年しか生きてないロイさんの言葉が、心に染みるよおおおおお!
デッカードなんて簡単に殺せちゃうのに見逃すところも含めて、ロイさんの人間性を感じます!
これがロイさんの生き方!!!
かっこいいよ!
続編「ブレードランナー2049」は2017年に日本で公開していますが、正直ロイさんが出ないなら、観なくてもいいかな~。
でもブレードランナーの世界観好きだし、なんやかんや言いながらも観るんだろうな~(^^)/
お気に入り度
★★★★