料理の四面体 / 玉村豊男
内容
英国式ローストビーフとアジの干物の共通点は? 刺身もタコ酢もサラダである? 火・水・空気・油の四要素から、全ての料理の基本を語り尽くした名著。〈解説〉日高良実
引用元
感想
料理のレパートリーを増やしたいけどレシピ本を読むのはつまらないし、管理栄養士的な立場から勉強しようかと考えたけどガッツリ勉強はしたくない!
そんなときに出会った本です!(°∀°)
この本、あちこちで評価が高いんですよ。でも文庫本だし特別ページ数が多いわけでもない。本当に料理について学べるのかな~と半信半疑でした。
だけど手にして読んでみたら、これがすごい面白い!
料理の工程とか技法とか材料とか調味料とか、いろんなものを削ぎ落として1つの方程式に当てはめているんです。
まず、この努力がすごい。
方程式のクオリティも高い!
レシピ本を何十冊も読んで料理の練習をするより、この本1冊読んで、考えながら料理をした方が確実に成長できるような気がしました。
和食、イタリアン、中華、トルコ料理。
世界各地にいろんな種類の料理があるけど、根本的なところは一緒。
その土地や生活に適した食材や調理法があるだけなんだ、と思い知らされました。(この気付きは私の中で革命的!)
目から鱗が落ちまくった本でした。
お気に入り度
★★★★★