金田一少年の事件簿 ファイル１１「タロット山荘殺人事件」
内容
アイドル速水玲香のはからいで青森県のタロット山荘へやってきた一と美雪。ここでタロットカードに見立てた殺人が起きる。
引用元
（14、15巻所収）
感想
ネタバレあります！
速水玲香再び登場！
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
評価は５段階、独断と偏見で採点しています。好みによるところが大きいです。
なんと、およそ1年半ぶりの金田一の感想！( ﾟДﾟ)
どんなこと書いてたかな～とブログを読み直してみたら、なかなか真面目に感想を書いてあったので好感をもちましたw
ただ、前のテンションで記事を書くことは出来なさそうだな…！|дﾟ)
トリック ☆☆
難易度 ☆☆
動機 ☆☆☆☆
ドキドキ ☆☆☆☆
犯人の別名 影の脅迫者
トリック
3人殺されるのですが、そのうちの2人を殺したのは速水オーナーでした。
始めの殺人こそ速水オーナーの突発的な犯行でしたが、その後は真犯人に弱味を握られて、いいように使われます。
その上、速水オーナーは金田一に見破られ、じわじわと追い詰められていきます。金田一は玲香ちゃんのお父さんだから自首してほしかったのだと思いますが、そんなにいじめたら速水オーナーがかわいそうだよ！(°∀°)
そして最後は真犯人に殺されてしまうんだから、不憫な人です(￣^￣)(￣^￣)
今回の事件の要は第1の殺人と第3の殺人でした。
第1の殺人でアリバイを考えると複数犯だということが分かり、第3の殺人で被害者の元へ行って帰る方法を解き明かすことで、犯人の正体が分かるようになっています。
タロットカードの向きを正しく理解しているかどうか？もヒントになるのですが、めちゃくちゃ漫画を読み込んでないと気がつかないと思うので、この線から犯人を捜すのは難しそう…。
でも、第3の殺人について考えてもはっきりこの人が犯人だと言い切るのは難しそう～～～。
犯人が用意した仕掛けは、とてもさり気ないからね( 一一)
タロットカードを現場に置いていくことで、死体を早く発見してもらうのと、全ての殺人が同一犯であることを表していますが、これは真犯人の罠です。
犯人はこういう細かい心配りが出来る人間なんですよ！( 一一)
あ、これもヒントだったのかも。
真犯人、マネージャーやってるし。
「ハングドマン」の正位置を置かせて、正しく置けていない人が犯人！というあぶりだし方は派手でめちゃくちゃかっこいいです。
ついでに真犯人をタロットカードの「隠者」で表現しているのも粋ですね。
だって「隠者」のおじさん目深にマントを被って見るからに怪しいからね！( ﾟДﾟ)
難易度
上記の通り、仕掛けがさり気ないので、犯人を断定するのは難しそう。
犯人はこの人だろうな～くらいであれば第3の殺人から特定するのは簡単かもしれません…(*´Д｀)
動機
動機がまたひどいんですよ！犯人の古城さんもかわいそうだし速水オーナーにも同情しちゃう。
古城さん、山荘で速水オーナーに気がついてから殺意が湧いたということで、わりと突発的な殺人らしい。有り合わせの殺人って感じしますもんね。
それでも細やかな演出は素晴らしかったです。
それにしても、驚かされます！
古城さんが玲香ちゃんの血の繋がった兄で、玲香ちゃんの父だと言う速水オーナーは25年前？に古城さんと玲香ちゃんを誘拐した犯人だったなんて。
こんな形で準レギュラーの悲惨な過去が明らかになるってすごい思い切ったことをしますね( 一一)
キャラクターよりもストーリーを優先しているところは「金田一少年の事件簿」の面白さの1つだと思います。
ドキドキ
美雪ちゃんと玲香ちゃん。
2人のヒロインが出てきても、はじめちゃんは当然美雪ちゃんを選ぶんだと思っていましたが、そんなことなかったです！( ﾟДﾟ)
めちゃくちゃ揺れてるじゃん！びっくりだよ！
はじめちゃんは美雪ちゃんのことが好きなんだと疑いもなく思っていたのですが、どうも怪しい。この2人の関係って何なんですかね。
かわいいんだけどヤキモキするよ～( ｀ー´)ノ
↓ 好きなシーンです。美雪ちゃんが健気でめちゃくちゃかわいい。これでも完全に落ちないって、どういうことよ、はじめちゃん。
はじめ：そういやごめんな、折角編んでもらったセーター燃やしちゃってさ
美雪：いいのよ、セーターなんていつでも編めるし
それに貰ってくれる人がいなくなっちゃたら編む甲斐がなくなっちゃうもん
はじめ：美雪…
美雪ちゃん…(*´Д｀)
書いてる途中で気がついたけど、2人は夫婦のような関係なのかな。
はじめちゃん、かわいい子に目移りしても帰る場所は美雪ちゃん、みたいな…。
でもまだ契ってないのに、この安心感は何なんだ！
早く付き合ってしまえ！
お気に入り度
★★★
