いかえるの感想日記

本や映画を”お気に入り度”によって評価しまとめています!他にも、お出かけしたことや音楽について感想を書いています。

本まとめ (2018年)

こんにちは。いかえるです。

 

2019年も残りわずか。
思い残すことと言えば、2018年に読んだ本のまとめ記事をまだ書いていないんです!( ゚Д゚)

 

これでは、2020年を迎えられません!
今更なんですけど、記事を書いてみたので、お付き合いしていただけたら嬉しいです('◇')ゞ
※ちなみに私、その年に発売されたものをリアルタイムで読むことってあまりないので、実は年毎にまとめてみても記事を読む方にとってはあまり関係がないかもしれません。


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去年と同様、お気に入り度で★5つと★4つをつけた作品のみ紹介していきます~。

 

 

★★★★★作品

 

小説

 

あなたの人生の物語 

SF小説なんですけどね、この手のジャンルは大体難しくて文章も長くなりがちだから普段は読まないんですけどね。とても面白かったのを覚えています。
やっぱりこの小説も難しかったのですが、それ以上にSFの世界で理系の人間じゃなくて文系の人間が物語を作っているのが新しくて驚かされました。
改めて感想記事を読み返してみると、混乱しながら文章を書いているみたいですが…(笑)
映画「メッセージ」が原作でそちらの方が、まともに感想を書いていたので、そちらのリンクも貼らせていただきます( `ー´)ノ

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猫を抱いて象と泳ぐ

多分感想を書いたときは、すでに2回読んだ後だったような気がするんだけど、細かいことは気にしなーい。同じブログで何回書いてもいいよねっ!( ゚Д゚)
リトル・アリョーヒンの生き方が好きなんです。
この本は私の殿堂入り本です。

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実学

 

読んだだけで味覚がよろこぶ、磨かれる 試したくなる。おいしいワインに出会う本

この本は、内容自体はそこまで覚えていないんですよ(笑)
ただ、書き方がとても印象的だったのです。
今まで私は、味を説明する言葉を「美味しい」「微妙」「まずい」くらいしか知りませんでした。
この本は、ワインの繊細な味を本当に自由な言葉で表現しているんですよ。
目から鱗でした。
感想じゃなくて、何かに例えて表現する。例えるものは気分とか感情とか音楽とか映画とか温度とか湿度とか何でも良い。それがとても衝撃でした。

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宇宙に命はあるのか

昔の人の宇宙に馳せる思いから宇宙開発にいたるまでを、いろんな職業の人を主人公にしていろんな角度から紹介している本です。
全体像を知るにはとてもいい入門書だと思いました。
この本に出会えてよかった~~~(*´Д`)と思える本です。

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漫画

 

3月のライオン 7~13巻

 

ひなちゃんのいじめ問題からプロ棋士たちの熱い戦い、そして少しずつ恋愛フラグも立ってきてますます面白くなっています。
3月のライオン」は、優しく繊細な眼差しでモノゴトを捉えているところが好きです。人生のヒントになりそうな言葉もたくさんあるので、節目節目に読み返したいです。置き場を確保したら全巻買いたいな~(*´Д`)
美味しそうにご飯を食べるシーンが多いのもとても好きです。

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★★★★作品

 

小説

 

春にして君を離れ

この本はアガサ・クリスティーが作者なんですけど、謎解きとか殺人がない話です。
人間を、とてもシビアでリアルに書いているので、読んでいて怖かったです。
アガサ・クリスティーは結構冷めた目でモノゴトを捉えているような感じがします。
それがまたいいんです。
この本のことを思い返して、身が引き締まりました。
反面教師というか教訓になる本です。
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不時着する流星たち

短編集です。
世の中のニュースや有名人からインスパイアした物語を小説にした、という着想が面白い本です。
小川洋子さんの書く文章から滲み手てくる、品の良さと謙虚さ。本当に好きなんですよね。どんな歴史を積み重ねたらあんな文章が書けるようになるのでしょうか…( 一一)

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億男

大金が手に入ったらいい。
誰もが願うことだと思います。
だけど、お金についてちゃんと知っている人はどれくらいいるでしょう?九十九の言葉を読んで、お金について実は何も知らないんだな~と気がつきました。
そして考えなくてはいけないのは、お金を持っている=幸せではないということ。
大金を手にすると、大抵の人は、お金の存在を意識せずにはいられなくなるのですが、それはお金に縛られている状態なのです。縛られている状態から解放されてこそ、人は幸せになれるんだと思いました。
…と書きつつも( ゚Д゚)
頭で考えるのは簡単なんですけどね。実際自分が大金を手にしたら、お金に縛られて不幸になっちゃいそうな気がするんだよな~。
軽いタッチだけど、メッセージ性が強く、説得力のある本でした。

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実学

 

働く、働かない、働けば

働くことの問題点とか不満とかをストレートに吐き出している本です。
この本に書いてあることは、働いたことのある人なら感じたことがあるんじゃないかな~と思います。
今、思ったのですが、この労働に関する問題点とか不満って、マルクスが「資本論」で述べている"資本主義社会における労働の問題点"と同じなような気がする。
この本の主人公は、人材派遣会社で働いているから、資本家の搾取っぷりが特に目立っちゃうのかもしれないな…( 一一)

↓ 参考にしたページ

池上彰が教えてくれた『資本論』なぜ派遣切りが起きるのか | Smart FLASH[光文社週刊誌]

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科学の扉をノックする

小川洋子さんが様々な研究をしている学者の元へ取材に行き、その内容を本にしたものになります。
小川洋子さんはこの結果から、こういう風に考えるんだ。こういうことを感じるんだ。そんなことが分かり、小川洋子さんファンの私にはとても嬉しい一冊でした。
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縄文人に相談だ

現代人の悩み事を縄文人が答えたらこう言うだろう。
そんなQ&Aを1冊の本にまとめています。
ユニークですよね(笑)
そして縄文人のおおらかなこと!縄文人的考え方を習得できたら人生もっと楽に生きることが出来るんじゃないかな~(*´Д`)と思いました。

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ニュートリノってナンダ?

スーパーカミオカンデってとても大きくて神秘的じゃないですか?
でもニュートリノというとても小さくて幽霊みたいな物質を計測するための装置なんですよね。小さい物質を計測するためにバカでかい装置を作らなくてはいけないなんて、とても不思議で不思議で、当時の私の好奇心が刺激されました。
ニュートリノって何?その答えがこの本にはありました。
難しかったけど、数ある宇宙のテーマからピンポイントで学ぼうとした初めての経験かもしれないです。

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ニュートリノ小さな大発見

こちらは、ニュートリノ研究に関わった”人”を中心に書かれた本です。
ニュートリノ研究でノーベル物理学賞を受賞するに至るまでの過程がドラマを見ているようで胸が熱くなりました。
また、梶田隆章さんのほがらかで優しいお人柄がよく分かるところと、神岡重力波望遠鏡「KAGRA」の命名理由が分かったところがとても良かったです。

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プラネタリウム

プラネタリウム界の異端児、大平貴之さんの人生を書いた本です。
読めば、異端児と言われる理由が分かると思います。
昔、光学式プラネタリウムは、部品が高額だったり技術的に高度なことが求められることから、企業が作るのが常識でした。
しかし、大平さんは個人で高性能な光学式プラネタリウムを作ってしまったのです。
まじですごいです( ゚Д゚)
そしてすごいことを何でもないことように書いているのがまたすごい。
エネルギーに満ち溢れた本でした…。

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漫画

 

幽霊搭

グロくてちょっぴりエッチで西洋風で。
冒険を盛り上げてくれる要素がたくさん詰まっています!
それだけでも面白いけど、ジェンダー論的な問題も織り交ぜてるから、ただの娯楽漫画ではないんですよね。男とか女とか。そういうのを越えたところで人間関係を構築できたら楽なんですけど、そう簡単にはいかないんです。人は一生悩み続けるんでしょうね( ゚Д゚)

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VINLAND SAGA

トルフィンが壁にぶつかりながら、成長していく姿が感動的です。
争いの絶えないヴァイキングの時代に、トールズやアシェラッドの生き方とは違う、トルフィンが自分で気づいて考えた生き方。
彼が導き出した答えは、果たして時代に翻弄されずに受け入れられるのか。
生命力溢れた壮大なテーマは、現代にも通じるところがあると思いました( 一一)

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トーマの心臓

何か、人を愛することって難しいなって思いました。
人を愛することは素敵です。
だけど誰かを愛すれば愛するほど、動けなくなっちゃうような、がんじがらめになっちゃうような、そんな気がしました。
その苦悩がまた美しくもあるんだけど…( 一一)難しいよね。
少年たちが尊くて美しい…。

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まとめ

 

2018年は、

 

星5作品
小説:2作品
実学書:2作品
漫画:1作品

星4作品

小説:3作品
実学書:6作品
漫画:3作品

という結果になりました。全然、本読めてない~~~。
でも冊数が減ったことで、1冊1冊を大切に読めている気がする。
2018年はこういうのにハマっていたのね~というのが分かりやすくて、振り返るのが楽しかったです。
まあ、それはそれでいいことだよね( 一一)

 

ではでは、この辺で~~~( `ー´)ノ