ハンナ
内容
フィンランドの山奥で、元CIA工作員の父親に格闘に関するテクニックを教え込まれたハンナ(シアーシャ・ローナン)。彼女は、人の痛みを知らず感情を持たないまま16歳になる。すでに父親の戦闘能力を超えていたハンナは、ある任務のためにヨーロッパへと旅立つが、父親の同僚だったCIA捜査官のマリッサ(ケイト・ブランシェット)がしつこく追ってきて……。
引用元
感想
ネタバレあります!
ジョー・ライト監督の「つぐない」でシアーシャ・ローナンちゃんに出会い衝撃を受けましたが、本作でも再び、ジョー・ライト監督とシアーシャ・ローナンちゃんが組んでいます。ローナンちゃん主演でね!
父親に戦い方を教わり、敵を倒すために必要なことしか知らないハンナ。
雪山で育ち、街へ出たこともありません。
音楽も知らない。テレビも知らない。友達もいないし、もちろん恋愛も知らない。
そんなハンナをローナンちゃんが演じています。
ローナンちゃんは、こういう素朴なキャラがとっっっっっても似合うんですよね!
素朴で素直で思慮深くて、静かに自分の人生をみつめているような役がね!
今回は、兵士にするために遺伝子操作をされて、哀れみや恐怖の感情が乏しいキャラではありましたが、やっぱり静かに将来を見据えているようなところがあり、そんなローナンちゃんがめちゃくちゃかわいかったです!(*´Д`)尊い!
それからね。
血を流し今にも息が絶えそうな瀕死の敵を前にして「心臓外しちゃった」と無邪気に言っちゃうローナンちゃんもかわいいんですよね(*´Д`)
もうね、私が観たいローナンちゃんの姿を分かってらっしゃるんですよ、ジョー・ライト監督。すごいわ。思えば「つぐない」の時もローナンちゃんをとても魅力的に映していたし、ジョー・ライト監督とローナンちゃんのコンビは最強かもしれない…。今後も作品チェックしとこ。
さてさて、ジョー・ライト監督について。
映像とか音楽にこだわっているんだろうな~って感じがして、ビジュアルが面白かったです。
最後、マリッサと廃れた遊園地?みたいなところでバトルをするんです。
遊園地…。急に出てくるんですよね。
なんで遊園地…?( ゚Д゚)って疑問が一瞬浮かぶんですけどそんなことはお構いなしに生死をかけたラストバトルが始まっちゃうんです。
もう黙って観てるしかないですよね。
しかもそれが画になっているんだから考えるのは不粋です。
今思うと、「つぐない」のときもそんな感じのこと思った気がするんですよね。
そのときは、なんでシリアスな場面で意味が繋がらないような画が出てくるんだろう?と気になって楽しめませんでした。
でも今回「ハンナ」を観てやっと分かりました。
これがジョー・ライト監督なんだって( ・´ー・`)ドやあ
多分、ジョー・ライト監督って、ビジュアル重視で映画を作っているんですね。
ストーリーよりもイメージとか画を優先している感じがするんだよなあ。
写実主義っていうより印象主義って感じ?
映画の内容と上手くはまればめちゃくちゃ面白いのかもしれないですね…!
「プライドと偏見」はめちゃくちゃ面白かった(*´Д`)
「ハンナ」はビジュアルは面白かったのですが、テーマがややぼやけているというか、話の内容が分かりづらかったです。
そういう意味では、あまりのめり込みはしなかったなあ。
ローナンちゃんが綺麗に映っていたから、別に良いんだけどね('◇')ゞ
↓ 感想を書くのに参考にしたサイト
お気に入り度
★★
ジョー・ライト監督の「アンナ・カレーニナ」が気になっている…。
原作を軽く予習してから観てみようかな~( 一一)