3月のライオン(3) / 羽海野チカ
内容
「あの家はなんかコタツみたいだ...」。
年末に体調を崩していた桐山だが、心配して駆け付けた川本家の3姉妹のあたたかい看病を受けて回復する。復調した桐山は因縁の相手・後藤九段と対決すべく獅子王戦挑戦者決定トーナメントに挑むのだが...。
裏表紙より
感想
3巻ではついにA級棋士の登場です!
注目は、島田VS後藤!
大人の余裕というのか、貫禄というのか、いくつもの戦場を生き抜いてきた自信というのか......彼らを取り巻くそういうものがかっこいい!だけど意地と意地の張り合いみたいな大人気ないところもあり、そこもまた魅力です!
それから桐山!
桐山がついに人に頼ります!背中を押したのは林田先生。
一人じゃどうにもならなくなったら誰かに頼れ--でないと実は誰もお前にも頼れないんだ
これはなかなかの名言です。林田先生もいいキャラです。
そうして桐山は島田さんの研究会に入るのです。
そして島田さんね!島田さん、本当好き!
静かでひょろひょろしてて最初はモブっぽかったのに、内に秘める闘争心が強くてかっこいい!
咳払いで桐山を落ち着かせようとするところとか大人の色気を感じます!
最後に私の好きなシーンを。
二階堂が桐山に良くする理由を語るところです。
--なのに強くなればなる程弱い対戦相手が全て努力を放棄した卑怯者に思えて くやしくて腹が立ってイライラして......僕は桐山に出会って頭をカチ割られて救われたんです。ああオレより強いヤツがいる オレより努力した人間がいる オレは独りぼっちじゃないんだって
アニメでこのシーンを観て、私は二階堂が大好きになりました。
島田さんと一緒にいるときの二階堂のかわいさは殺人級です。
お気に入り度
★★★★★