HOME (1)~(13) / ナガトカヨ
内容
家出をしたサチは、ひょんなことから同級生のリョートが管理しているアパートに居候することになります。そこには他にも家出した子供たちが居候していました。子供たちは、そこで「自分の居場所」を確立していくのです。
感想
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前半は勢いがあります。慣れない共同生活にケンカをして相手の心に踏み込み、次第に絆を深めていく展開が熱いです( 一一)
活きのいいキャラクター(?)ばかりで話がドタバタと進んでいくので面白かったです。
とくに興味深かったのはリョートが二重人格だったこと。普段は硬派で真面目な「リョート」ですが、お酒を飲むと肉食系俺様系の「リョーくん」となってしまいます。サチはリョートのことが好きだったのですが、リョーくんにも心が惹かれてしまいます。サチはリョートとリョーくんの2人を好きになってしまい混乱するのです。
イケメン男子の2タイプの性格を楽しめるのは、なかなか美味しい話ですが、後半になるとそれが足枷になったと言いますか勢いが失速します。
二重人格を克服するためにサチがどう向き合うのかといった点は大事なポイントですが、悩める乙女の葛藤が長いしすこーし面倒くさい。前半の勢いのあるサチが好きだったのですが、恋心に気が付いてから妙に色っぽくなってしまい寂しかったです。
それにしてもお二人さん、イチャイチャしすぎて恥ずかしかった~。ホント青春小劇場ですよ。やだやだ。
まあニヤニヤさせてもらいましたけどね…!(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
リョーくんが頻繁に現れたせいでリョートが過労で倒れてしまう、という話がありました。「佐々倉綾斗」という体を2人で共有していたのだから無理もありません。
しかし、体が経験したことでも、記憶の共有はできません。
リョーくんはタバコを吸いますが、いくら体がタバコの味を覚えていてもリョートは吸いません。リョーくんがサチとキスをしてもリョートの記憶には残りません。
脳の働き方によって1人の人間が2分化してしまうなんて、人間の体は不思議だな~と思いました。
お気に入り度
★★★
実は13巻が最終巻ではないです。14巻なかったんですよ。あとちょっとでクライマックス~ってところで見捨てられました( 一一) も~