さらば愛しきアウトロー - いかえるの感想日記

内容

ハリウッド屈指の美男俳優として人気を集め、「明日に向って撃て！」や「オール・イズ・ロスト　最後の手紙」など長年にわたり活躍してきた名優ロバート・レッドフォードが俳優引退作と公言している最後の主演作。
1980年代初頭からアメリカ各地で銀行強盗を繰り広げ、それによる逮捕と脱獄を繰り返した実在の人物フォレスト・タッカーを描いた。強盗といいながらも、発砲もしなければ暴力も振るわないという紳士的で風変わりな犯行スタイルを貫いた主人公タッカーをレッドフォードが演じ、タッカーを追う刑事ジョン・ハント役を「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のケイシー・アフレックが担当。そのほか、シシー・スペイセク、トム・ウェイツ、ダニー・グローバーらが共演。監督は「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」のデビッド・ロウリー。

引用元

さらば愛しきアウトロー : 作品情報 - 映画.com

感想

ネタバレあります！

めっちゃくちゃ爽やかな映画でした！
なんせロバート・レッドフォードだからね！

映画評論家の町山さんはロバート・レッドフォードのことをTBSラジオ「たまむすび」の中でこんな風に言っています。

このロバート・レッドフォードっていう人は強盗とか犯罪者の役を演じてきたことが多いんですけど、このさわやかさで演じていくから全然ギトギトしないんですよ。すごくさわやかなアウトローなんですよ。この人はいつも。

さわやかなアウトロー！( ﾟДﾟ)

めっちゃくちゃ分かる～～～～～！
悪いことしているんだけど、応援したくなるというか許しちゃうんですよね。
不思議な俳優だな～。

miyearnzzlabo.com

↑ の記事で町山さんが触れているんですけど、「さらば愛しきアウトロー」では、これまでのロバート・レッドフォードの主演作品を彷彿とさせるような描写があちこちに散らばっています。
その演出、たまらないですよね～～～(*´Д｀)(*´Д｀)(*´Д｀)

「スティング」で詐欺師たちの合図で”鼻の横をこする”っていう合図があるんですよ。私、この合図が好きで意味もなくやっちゃいます。1人で。

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で、本作でもやっぱりあるんですよ。
ロバート・レッドフォードが捕まって病院？のベッドで寝転んでいるときに、ケイシー・アフレックがさりげなーく鼻の横をこするんです。
一瞬だけど、私は見逃さなかった！
ファンの方はきっとものすごい喜ばれるでしょうね！( ｀ー´)ノ
ロバート・レッドフォードよりポール・ニューマン派の私でさえ、こんなに興奮したからね！！！

あと私は気がつかなかったけど、本作のオープニングが「明日に向かって撃て！」のオープニングと同じ言葉で始まるんです。
「この映画はほとんど実話である」って。
オープニングからやってるんですよ！
たーまーらーん！！！(ノД`)・゜・。

フォレスト・タッカーの強盗してきた人生と脱獄の記録が語られるシーンなんて、ロバート・レッドフォードの写真とか映像とかが流れるんですけど、そこもきっとロバート・レッドフォードの主演作品から取ってきてるんでしょ？

製作者、ロバート・レッドフォード大好きかよ！！！
ファンじゃなくても、愛情の深さに泣くわ！！！(ノД`)・゜・。

こんなに作り込んでるなら、ロバート・レッドフォード作品ちゃんと観てから行けばよかった～～～(ノД`)・゜・。

ファンの方は絶対映画館へ観に行った方がいいです！
ハンカチ必須ね！！！
いや、でもお家でしんみりと観るのも良しです！
動画配信したら、今度はちゃんとロバート・レッドフォード作品を予習して観よう！
観たい！

それにしても、フォレスト・タッカーっていかれてるぅ。
おじいちゃんになってもアウトローを続けるって体力ないと出来ないことだよ…！
どんな信念よ？( ﾟДﾟ)

だけど、好きなように生きているからか、とっても生き生きとしているんですよね。お洒落だし気が利くし冗談言うしナンパ上手いし。
これはモテるわ～～～(*´Д｀)

劇中、シシー・スペイセクと良い仲になっていくんですけどね。
銀行強盗をしているっていうことは、シシー・スペイセクにも教えていないんですよ。
それでシシー・スペイセクが知ってしまった時の切なさはね、本当に悲しい！
大切な人の、重要な部分を知らなかったんだなって。犯罪なんだけどね。
だけどそこですかさずタッカーは自分の犯罪経歴とか語るんです。
そういうことなんだけどさ！なんで急に特別感というか優しさだしてくるんだ！
そういうことなんだけどさ！
男って勝手でずるいんだよ～～～う。
シシー・スペイセクはめっちゃお綺麗でした(*´Д｀)ああいう年の取り方をしたい。