いかえるの感想日記

本や映画について感想を好き勝手に書いてます。

幸福論 / ラッセル

 

 

ラッセル幸福論 (岩波文庫)

 

Eテレで放送中の「100分de名著」。ラッセルの「幸福論」の回に感動したので記録に残したいと思います。まずは第1回目の放送内容です。

 

 内容と感想

 

幸福論というと、いろんな人が書いているイメージがありますが、世界三大幸福論というものがあるようです。

アランの「幸福論」(フランス)
ヒルティの「幸福論」(スイス)
そしてラッセルの「幸福論」(イギリス)

 

ラッセルの「幸福論」はざっくり言うと、幸せは自らの手でとりにいくもの

 

目次はこんな感じになっています。

 

第1部 不幸の原因

 第1章 何が人々を不幸にするのか
 第2章 バイロン風の不幸
 第3章 成功のための競争
 第4章 退屈と興奮
 第5章 疲れ過ぎ・神経の疲れ
 第6章 ねたみ
 第7章 罪の意識
 第8章 被害妄想
 第9章 世評に対するおびえ

 第2部 幸福をもたらすもの
 第10章 幸福はそれでも可能か
 第11章 熱意・温かい心
 第12章 安心感と愛情
 第13章 家族の愛
 第14章 仕事
 第15章 私心のない興味
 第16章 努力とあきらめ
 第17章 幸福な人

 

 

幸福になった理由

 

「第1章 何が人々を不幸にするのか」ではラッセルがいかにして幸福になったのか、理由を3つあげています。

 

① 趣味や生きがいをたくさん見つける

自分がいちばん望んでいるものが何であるかを発見して徐々にこれらのものを数多く獲得した

 

② 自分の能力に合わない、高望みしているものはきっぱり切り捨てる

望んでいるもののいくつかを本質的に獲得不可能なものとして上手に捨ててしまった

 

➂ 幸福のためには自分の欠点とは向き合わなくていい

自分の欠点に無関心になることを学んだ。だんだん注意を外界の事物に集中するようになった

 

私は②の考え方に共感しました。自分の能力以上のものを望むのはとても辛いことです。成長に繋がればいいのですが、挫折したり、その域に達するまでかなりの苦労を強いられたり、不幸なことの連続です。

他にも自分に得意なこともあるかもしれないのに、固執するのはもったいないのかもしれません。世界は広い。きっぱり切り捨てる勇気が私も欲しい(-_-)

 

不幸の原因

 

ラッセルは不幸の最大の原因を「自己没頭」と考え、3パターンあげています。

 

① 罪びと

罪の意識にとりつかれた状態にある人のことです。

② ナルシシズム

自分を賛美し、人からも賛美されたいと考えている人のことです。

➂ 誇大妄想狂

権力を望み、愛されることよりも恐れられることを望む人のことです。

 

※自己没頭とは自分の考えに凝り固まり、引きこもり状態になってしまうことです。

 

私自身、鬱だな~と感じるときはほとんど内向的になっていることが多いです。なので気分が鬱のとき、どうやって関心対象を外側に向けるかが問題です。転換スイッチのようなものを見つけてすぐに切り替えられるようにしたいものです( ̄^ ̄)

 

全体的にラッセルの「幸福論」は分かりやすく実践しやすいものばかりだという印象を受けました。

第2回目の放送も楽しみです。

 

お気に入り度

 

★★★

 

宇宙は本当にひとつなのか―最新宇宙論入門 / 村山斉

 

宇宙は本当にひとつなのか―最新宇宙論入門 (ブルーバックス)

 

内容

 

広い宇宙にはどんな世界が広がっているのか。わたしたち人類にどんな影響があるのか。始まりはあるのか。どこに向かっているのか。

古くから多くの人によって考えられてきた問題を解き明かしつつ、現在の研究にも触れています。第1版発行が2011年で第12版発行が2017年の書籍なので、内容がやや古いのかもしれませんが、基本的な考えの土台はあまり変わらないです。何より説明が分かりやすいです。

 

感想

 

説明は分かりやすかったものの、今のところ言葉にできるほど私の中で理解できていないので、本著の中で特にお気に入りのところを紹介したいと思います。

 

長めの引用になります。先になぜこの部分が好きか説明します。それは、宇宙は音を奏でていたという考えに賛成だから、です。

 

シェイクスピアの「十二夜」に、”天上の音楽”というフレーズが出てきます。その単語を目にしたときから、私は宇宙と音楽には深いつながりがあると信じてきました。なぜかはわかりません。星座の数とピアノの鍵盤の数が88で同じなのも、調べても関係性は分かりませんでしたが、何か意味があるのではないか。そう考えたいのです。

 

 若い頃の宇宙がなぜ、大事なのでしょうか。その頃の宇宙の様子を私の同僚の杉山直氏は宇宙交響曲と表現しています。なぜかといえば、宇宙の初期は音に溢れていたからです。

 ビッグバンが起きた後は、暗黒物質や光がたくさんありました。暗黒物質は大きな重力でお互いを引っ張りますから、密度が濃いところをもっと濃くしようと思います。一方、光にも少しだけ圧力があります。圧力があるということは、集まってくるものを押し返す力があるわけです。

 暗黒物質が引っ張り、光が押すとなると、引っ張られて押されてと、振動することになります。物質の振動とは、言い換えると「音」と同じです。私たちの耳に聞こえる音も、物質が振動して発生します。それが空気を振動して私たちの耳に入ります。それと同じように、ビッグバン直後の宇宙も物質が振動して、音に満ちていたことになります。たくさんの物質が振動して、いろいろな音色が交ざりあう。ですから、交響曲というわけです。

 

宇宙が奏でる音楽はクラシック音楽のような心地のいいものではないでしょう。

ただの音と音の重なりで、音楽とはほど遠いものかもしれません。だけど私たちの地球が属す宇宙が音に包まれていると想像すると不思議と安心するのです。

本著の引用部は”宇宙初期のころ”は音に溢れていたと述べていますが、きっと今の宇宙もどこかで音が鳴り続けていると信じたいです。

 

 

本の内容からだいぶ離れた感想となってしまいました…。ちょっと反省。

 

お気に入り度

 

★★★★

 

ローマの休日

 

ローマの休日 (字幕版)

 

内容

 

アメリカ映画初出演となるオードリー・ヘプバーンと名優グレゴリー・ペック共演のロマンティック・コメディ。ヨーロッパを周遊中の某小国の王女アン(ヘプバーン)は、常に侍従がつきまとう生活に嫌気が差し、滞在中のローマで大使館を脱出。偶然出会ったアメリカ人新聞記者ジョー(ペック)とたった1日のラブストーリーを繰り広げる。監督は巨匠ウィリアム・ワイラー。54年のアカデミー賞では主演女優賞脚本賞、衣装デザイン賞を受賞した。

 

映画.com より

 

感想

 

オードリー・ヘプバーングレゴリー・ペックが素敵すぎて死ぬ...!!!

 

ストーリーをみると、1日過ごしただけで恋に落ちるなんてどうなの?、と思うかもしれませんが、映画を観るとわかります。これは恋に落ちます!!!(断言)

 

2人の品の良さが演技を通してビシビシと伝わってきます。

グレゴリー・ペックの真実の口でのアドリブは、有名な話ですが、監督に提案したグレゴリーもすごいし、オードリーの反応もめちゃくちゃかわいい。2人の人柄によって作り出す空気が、「ローマの休日」を上質な作品に仕上げているのだと思います。

 

美しいのに茶目っ気も度胸もあるアン王女と、親切で遊び心があって包容力のあるジョー。うん、好き。好きになっちゃう。

 

 

アン:お料理させて

ジョー:台所がない いつも食事は外だ

アン:イヤでしょ?

ジョーままならぬのが人生だ

アン:本当に

 

船上パーティーで秘密警察に見つかり、ジョーの部屋へと逃げてきた後の会話です。
表面的には「台所がない」という話ですが、このときの2人の気持ちを考えると切なくなります。「ローマの休日」の結末を想像させるとてもいいシーンです。

 

それからアン王女の記者会見のシーン。アンとジョーの、特別な何かを共有している空気感が表現されています。素敵すぎて泣きたくなる。

 

新聞記者:国家間の親善関係の前途をどうお考えですか

アン:永続を信じます。人と人の間の友情を信じるように

ジョー:私の通信社を代表して申しますが 王女のご信念が裏切られぬ事を信じます

アン:それで安心しました

 

新聞記者:どこの都市一番お気に召しましたか

アン:どこにもそれぞれよい所があり、どことは申せま…ローマです。何と言ってもローマです。私はこの町の思い出をいつまでも懐かしむでしょう

 

切ないけど爽やか。オードリー・ヘプバーングレゴリー・ペックの魅力がたっぷりと詰まった作品です。

 

お気に入り度

 

★★★★★

 

アトミック・ブロンド

 

 【映画パンフレット】 アトミック・ブロンド 

 

内容

 

マッドマックス 怒りのデス・ロード」や「ワイルド・スピード ICE BREAK」など近年はアクション映画でも活躍の幅を広げているシャーリーズ・セロンが、MI6の女スパイを演じた主演作。アントニー・ジョンソンによる人気グラフィックノベルを映画化したアクションスリラーで、「ジョン・ウィック」シリーズのプロデューサーや「デッドプール」続編の監督も務めるデビッド・リーチがメガホンをとった。冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが紛失してしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイを見つけ出すよう命じられたMI6の諜報員ロレーン・ブロートンは、各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げる。共演に「X-MEN」「ウォンテッド」のジェームズ・マカボイ、「キングスマン」「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」のソフィア・ブテラ

 

映画.com より

 

感想

  

ハードボイルドです。

孤独に敵と戦う女スパイ・ローレンがめちゃくちゃかっこいい。

かっこいいと言ってもクールにミッションをこなすわけではありません。常に死と隣り合わせです。生きるための必死さがよく表現されていて、その泥臭さがたまらなく好きです。

例えば、ローレンがスパイグラスを西側へ逃がそうと護衛するシーン。武器らしい武器を持っていないローレンは、敵から銃を奪ったり、凶器になりそうな何かの部品を床から拾ったりして戦います。

敵も、血を流し顔が変形しボロボロになりながらも立ち上がります。バイオレンスな描写は見ていて痛々しいのですが、自分の戦場で命をかけて戦う様はとてもかっこいい。

ローレンの飄々とした強さが感じとれる、シャーリーズセロンの演技がよかったです。

 

シャーリーズセロンの色っぽさも魅力的。ミニスカ+ロングブーツは最高にエロいです。

 

 

お気に入り度

★★★

 

ピアノの森 アニメ化決定!ですって!

 

大変です!大変です!

 

一色まこと先生の名作ピアノの森」のアニメ化が決まりました!

 

piano-anime.jp 

しかも放送局はNHK!これは期待出来ます!

 

メインキャラクターの子供時代の演奏オーディションをやるみたいです!子供時代もしっかりやるってことかな? 

アニメ公式サイトでショパンコンクールのことも触れてるからそこまでやってくれるかな?!

現時点の情報だけでは全然分かりませんが楽しみです!

 

漫画読み返そうかな。

 

オタクに恋は難しい / ふじた

 

ヲタクに恋は難しい (3)

 

内容

 

ゲームオタク、腐女子、漫画アニメ好き、コスプレイヤー。四人のオタクによって繰り広げられるラブコメです!

 

感想

 

会社の同期や先輩にこんなに趣味の合う人がいたらめちゃくちゃ楽しそう。会社の人とソーシャルゲームやるとかどんだけ仲良しなのさ!うらやましいぞ!

 

コメディから不意にくる胸キュン展開はたまりません!

 

成海と宏嵩は幼なじみ出発の、付き合いたてカップルです。今までも仲良しだったけど、少しずつ友人から恋人の距離感になっていくところはキュンキュンします。

 

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心配かけないように、怖い気持ちを隠してヘラヘラ笑っちゃう成海ちゃん。それに気づいて抱きしめる宏嵩はかっこいい。

でも実は彼も怖かった。お互いに弱いところを見られても、欠点としないで受け入れている感じが自然体で好きです。

 

 

相手を受け入れる

 

これはこの漫画でキーワードになっているかもしれません。

 

四人のメインキャラクターはそれぞれ個性的ですが、決してバラバラにはなりません。なぜか。それは彼らがオタクだから。

オタクは、その趣味が他人に引かれることも多く自分の好きなことを隠してしまいがちです。

自身がオタクである四人は、それゆえに相手のことを受け入れる器が出来ています。

 

ときに個性がぶつかりそうなところもありますが、根底では相手を受け入れていることがわかるため、キャラクターの絡みがスムーズで読んでいて心地よかったです。

 

私は腐女子ではありませんが、成海ちゃんと花ちゃんの、「カップリングの攻め×受けの配役はどちらか」という熱い討論はとても面白かったですw

 

お気に入り度

 

★★★★

 

pixivコミックで22話まで無料で読めました。

このレベルの漫画が無料で読めるなんて、「マジャン~畏村奇聞~」のときも思いましたが、本当にすごい時代です。

 

「マジャン~畏村奇聞~」の感想記事はこちら。

マジャン ~畏村奇聞~ 全11巻 / カミムラ晋作 - いかえるの感想日記

お気に入りのコマンド ~ftpコマンド

 

現在、仕事でlinuxを使用しております。レッドハットとかいうやつです。

 

これまでOSといえばwindowsしか使っていなかったので、コマンドひとつ覚えては感動したり、冷や冷やしたりということを繰り返しているところです。

 



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FTPコマンド

 

ftpコマンドはローカルホストとリモートホスト間でファイルを転送するためのコマンドです。

なぜお気に入りか。

理由はコマンド名がかわいいからです。

 

リモート先を指定して接続するのはftp。そして、切断するときはbyeなのです!

byeでリモート先とさよならするのってかわいくないですか? かわいいでしょ?
ネーミングセンスよすぎです。しかもbyeとたたくとGoodbyeという文字が出力されます。なんだこれ、かわゆす~~!!!

 

そんなわけでお気に入りなのです。(お気に入りなのはbyeですが、ftpコマンドの中で使用するコマンドなので記事タイトルはftpとしています)

 

ちなみに

 

ftpコマンドの中にはgetとputコマンドもあります。ファイルを取得したり置いたりするコマンドです。私、てっきりgetとputは元のファイルを消しちゃうと思っていたんです。(ちなみに正解はダウンロードとアップロードなので元のファイルを消すことはありません)

 

そこでBPさんに聞いてみたんです。

「getとputって名前、分かりづらいですよね~」

 

そうしたら真顔で「そう?」と言われてしまいました。

 

いわく、「もし元のファイルを消してしまうようなコマンドなら、ファイル転送中にエラーが起きたらファイルはなくなっちゃうよね?」

 

まったくその通り!エラー発生時のことも考慮してコマンドを作っていたのですね~。

やっぱりlinux考えた人はすごいな~と改めて感じた瞬間でした。

 

まとめ

 

linuxのコマンド名に着目すると愛着がわく!

 

という話でした。