いかえるの感想日記

本や映画を”お気に入り度”によって評価しまとめています。

マザー!

 

マザー! (字幕版)

 

内容

 

ブラック・スワン」の鬼才ダーレン・アロノフスキー監督が、「世界にひとつのプレイブック」でアカデミー主演女優賞を受賞した若手実力派のジェニファー・ローレンスを主演に迎えて描くサイコミステリー。
郊外の一軒家に暮らす一組の夫婦のもとに、ある夜、不審な訪問者が現れたことから、夫婦の穏やかな生活は一変。翌日以降も次々と謎の訪問者が現れるが、夫は招かれざる客たちを拒む素振りも見せず、受け入れていく。そんな夫の行動に妻は不安と恐怖を募らせていき、やがてエスカレートしていく訪問者たちの行動によって事件が相次ぐ。そんな中でも妊娠し、やがて出産して母親になった妻だったが、そんな彼女を想像もしない出来事が待ち受ける。

 

引用元

マザー! : 作品情報 - 映画.com

 

感想

 

日本では公開中止になった問題作です!

 

Amazonプライムビデオで配信されていたので、観てみました。

なんかすんごい不愉快な映画でした。
ただただジェニファー・ローレンスがかわいそうなんですよ。
客人が自分勝手で「もうお家帰ってー!!!」って何度思ったことか。

 

夫が客人に寛容すぎるもの不愉快です。

 

と、観ていて登場人物の行動に違和感しかなかったのですが、解説を読むと
「なーるほど~!」となりました。
何でも、聖書を下敷きにした作品なのだそうです。
言われてみれば、思い当たることがいくつか…。

 

ただ、「だから何?」とも思ってしまいました。
そこから私は何を感じ取ればいいの??(*´Д`)

 

鑑賞者受けを考えていない、攻めの姿勢で撮影した点はとても好感が持てます。
私の好みではない、というだけです!(*´Д`)

 

「聖書」ってよく分からないけど、
だからこそ映画を観て少しでもイメージと興味が湧いたので、結果的にはよかったな~と思います!( `ー´)ノ

 

お気に入り度

★★★

 

ニキータ

 

ニキータ (字幕版)

 

内容

 

政府の秘密工作員に仕立てられた不良少女、ニキータを描いたスタイリッシュでパワフルな女性アクション映画。
長年のパートナー、エリック・セラの音楽と相俟ってL・ベッソンのタイトな演出が冴え渡る逸品だが、死刑宣告を受けた主人公が選択の余地無く組織に入り、訓練を積み重ねていく前半のテンションが特に素晴らしい。'93年にアメリカで「アサシン」としてリメイク。

 

引用元

ニキータ - 作品 - Yahoo!映画

 

感想

 

ネタバレあります。

 

ニキータが天真爛漫でかわいい。
「どうせ死ぬ運命にあった人間だから~」という扱いを受けながら政府の秘密工作員として健気に、そして強く生きていく姿が愛おしいです。

不良少女が抵抗しながらも秘密工作員として、武術、教養、お化粧の仕方を身に着けていきます。

 

ニキータが23歳の誕生日のとき。
初めて外出が許されてディナーを食べに行きます。
しかしプレゼントは銃。
「後ろの席にいる人間を討って、男子トイレへ逃げて~」と命令されます。秘密工作員になるためのテストだったのです。
このテスト、すごい緊張感があって、おもしろかったです。
ニキータがボロボロになりながら生を繋いでいくシーン、めちゃくちゃかっこいい( ゚Д゚)!!
タイトなミニワンピにヒールで戦うビジュアルもかっこよかった。

 

テストに受かってニキータは1人暮らしを始めます。
ここからの展開は少し物足りなかったかも…。
スーパーで出会った男性と恋に落ちて結婚しますが、この男性が好きになる理由が欲しかったな~。好きになるのに理由はいらない!とか言いますが、それは現実の話で、映画では理由付けして欲しいんだ( 一一)

 

何で2人は惹かれあったのか。
ここの説明がないから、結末の「愛する者を守るために別れる」展開もあまりピンとこなかったです。

 

終盤では、ジャン・レノが掃除屋として出てきます。
口数は少ないけれど、すんごい存在感。「レオン」の影響もあるんだろうけど、ジャン・レノってすごいなあ。

 

お気に入り度

★★★

 

L.A.コンフィデンシャル

 

L.A.コンフィデンシャル (字幕版)

 

内容

 

縄張り争いが激化する'50年代のロス。街のコーヒーショップで元刑事を含む6人の男女が惨殺される事件が発生した。
殺された刑事の相棒だった バド(ラッセル・クロウ)が捜査を開始。殺された女と一緒にいたブロンド美人リン(キム・ベイシンガー)に接近する。彼女はスターに似た女を集めた高級娼婦組織の一員。
同じ頃、その組織をベテラン刑事のジャック(ケビン・スペイシー)が追っていた。野心家の若手刑事エドも事件を追い、容疑者を射殺。事件は解決したかに見えたが……。

 

引用元

解説・あらすじ - L.A.コンフィデンシャル - 作品 - Yahoo!映画

 

感想

 

ネタバレあります!

 

本作は、1998年、第70回 アカデミー賞助演女優賞、脚色賞を受賞しております!


なお、この年のアカデミー賞は「タイタニック」が最多受賞しており、14ノミネート中11部門の受賞となりました。
L.A.コンフィデンシャル」はというと、「タイタニック」に次ぐノミネート数で、9部門のノミネート、2部門の受賞となったのでした。
タイタニック」はめちゃくちゃ有名だけど、私は「L.A.コンフィデンシャル」の方が好きでした(*´Д`)

 

タイタニックにはタイタニックの良さがあって、同じ土俵で評価するのは難しいけど、純粋に話にのめりこんだのはL.A.コンフィデェンシャルなんです。

 

さてさて、感想に入ります( 一一)

 

この映画、3人の刑事が出てくるんですよ。
1人は不器用で荒っぽいけど優しい刑事。(ラッセル・クロウ
1人はどこかつかみどころのないベテラン刑事。(ケビン・スペイシー
1人は野心家で計算上手な若手の刑事。(ガイ・ピアース

 

それぞれ性格も違うし捜査方法も違います。
そんな3人がそれぞれの事件を追ううちに、ぶつかり合ったり、協力し合ったりしていくわけなんです!
相互関係のなさそうな事件が1つに収縮していく過程はとても面白いし、ガイピアース演じる若手の刑事が2人の刑事をみて、成長していくところもとても面白い。

 

30年も生きている大人の考え方を変えさせるなんて、とっても大変だと思うんですよ。30年生きていれば、30年生きただけの自負や責任なんてものが積み重なって身体にこびりついているわけですから、ちょっとやそっとの出来事では変わりません。
だけど若手の刑事は、今までとははっきりと違う刑事になろうと一歩を踏み出します(もしくは、出世欲にかられて純粋に正義感を貫こうとしていた頃の初心を思い出したのかもしれない)。

 

この映画では、若手刑事の変わるきっかけを作るのが本当に上手くて、説得力がありました。そして、この先こういう刑事になるんだろうな~と想像できるようにしっかりと練られていて、えらい映画だ~と思いました。

 

えらい!!

 

話の展開のおもしろさもあって、キャラ萌え要素もある。どえらい映画なのです(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

 

3人の刑事の中で誰が好きか話し合うのも観終わった後の楽しみです。
私はラッセルクロウがかわいらしくて好きですが、友人はガイピアースがいい~と言っていました。ガイピアースは腹の内が読めなくて私にはちょっと怖い( ゚Д゚)

 

ところで、悪役刑事の「ロロ・トマシ」発言は、精神的に追い詰められていたからか、相当のうっかりさんだったのか、どちらだったのか気になるところです( 一一)

 

お気に入り度

★★★★

1950年代のロサンゼルスが舞台だそうで、「ローマの休日」の一部映像が使われていたのは、ちょっとキュンとしました( ゚Д゚)

アニメ「バナナフィッシュ」

第一話 バナナ・フィッシュにうってつけの日

 

bananafish.tv

 

内容

 

ニューヨーク。
並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ。 ストリートギャングを束ねる彼は手下に殺された男が 死ぬ間際に“バナナフィッシュ”という謎の言葉を発するのを聞く。 時を同じくして、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。 二人はともに“バナナフィッシュ”の謎を追い求めることに──。

 

引用元

https://www.amazon.co.jp/dp/B07F7JB3DK

 

感想

 

ノイタミナで放送中の「バナナフィッシュ」。
Amazonプライムビデオでも配信していたため、10話まで一気に観ていたら……はまっちゃいました!!( `ー´)ノ

 

原作は未読ですけど、アニメおもしろくない?
おもしろすぎない?

 

さっくりネタバレしています!

 

そもそもこういう、大人になりきれていない、「少年の成長」みたいな話、大好きなんです。
アッシュとエイジは、自分に持っていないものをお互いに見出して惹かれあいます。大人になれば、いろんなしがらみに囚われて動けなくなることもありますが、まだ10代の彼らは己の信じているものを貫くために社会に挑んでいくのです。

 

彼らの敵は、正直相手が悪すぎて、リスクの方が大きいです。
アッシュのお兄さんと義母が殺されたり、マックスの奥さんが襲われたり、ショーターがボロクソに使われて殺されてしまったり。
ショーターが薬漬けになってしまったときは衝撃が大きすぎて信じられませんでした。
ディノよ、アッシュに振られたことをどんだけ根にもってるんだ…( 一一) えげつない。

 

戦いが終わった後、得たものよりも失ったものの方が大きいかもしれません。
しかし、それでも彼らが正義のために戦う姿は美しい。
めちゃくちゃ応援したくなっちゃう。

 

現在11話まで放送中で、残り1話で1クールが終わってしまいます。
嬉しいことに、あと1クール放送するそうですが、まだまだ何か騒動が起こりそう。
リー・ユエルンの存在がとても気になる( 一一)!
作中では、彼にも辛い過去があったとほのめかされているので、李一族に復讐をしたい、とアッシュ側についてくれると、とても強い味方になってくれそうです。

 

今の時点ではアッシュ側は勝ち目が薄く、どうなってしまうのか不安です。
アッシュが幸せになれることを祈って、12話そして2クール目の放送を楽しみにしていたいと思います( 一一)!

 

話の内容、展開の仕方もおもしろいのですが、
タイトルのセンス、エンディング曲の世界観も気に入っています。

 

各話のタイトル

#01 バナナ・フィッシュにうってつけの日

#02 異国にて

#03 河を渡って木立の中へ

#04 楽園のこちら側

#05 死より朝へ

#06 マイ・ロスト・シティー

#07 リッチ・ボーイ

#08 陳腐なストーリー

#09 ワルツは私と

#10 バビロンに帰る

#11 美しく呪われし者

#12 持つと持たぬと

 

エンディング曲


King Gnu - Prayer X

 

キングヌーのこの楽曲、めちゃくちゃかっこいい。

 

お気に入り度

★★★★

 

【葛飾区郷土と天文の博物館】に行ってきました!

 

葛飾区郷土と天文の博物館に行ってきました!( ゚Д゚)

目的はもちろんプラネタリウム

 

ここに来たのは2回目ですが、今一番お気に入りのプラネタリウムです!

 

www.museum.city.katsushika.lg.jp

 

ここのプラネタリウムの何がいいかといいますと、
まず博物館員が熱い!ところが素晴らしいです。
みなさん、絶対星好きだよね?宇宙好きだよね?プラネタリウム好きだよね?

 

2018年6月にリニューアルオープンし、光学式プラネタリウム投影機もデジタルソフトも新しくなりました。解説員のテンションも上がり、ますますヒートアップしているように思います。

  

そして、プログラムが充実しているんです。
私は「かつしかから宇宙へ」という番組しか見たことがありませんが、これがめちゃくちゃ面白いんですよ( ゚Д゚)!!

葛飾から宇宙へビューンと飛び出して、宇宙を縦横無尽に駆け巡る内容となっています。
地球を飛び出して、太陽系を抜け出して、天の川銀河から脱出するのです。
大量のデータを駆使し、デジタルプラネタリウムで星々を投影することで、地球上から見るような横並びの星ではなく、立体的な星の並び、宇宙の奥行きを体感することができます。
まるで宇宙旅行をしているかのような気持ちになれるのです!( `ー´)ノ

 

また、データをもとにして宇宙を投影する方法は、最新の映像を投影できるということです!
これまでイメージで映していた惑星を、最新の研究で明らかになった本当の姿で映すことができるようになるのです!

これってすごくない??( 一一)

 

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他にも、時期によって数々のプログラムが上映されます。

 

9月8日~10月28日は以下のプログラムになります。

「MARS Explorer マーズ・エクスプローラー ~火星の大地をめぐる~」
「シンフォニー・オブ・ユニバース ―第6番 宇宙のふたつの顔―」
「ハワイ、海と星と ―レイ・ホークー、ヘ・ピリアロハ―」
「かつしかから宇宙へ 2018版」

これとは別にこども向けの番組もありますよ!(^^)!

 

そしてそして、この博物館。
天体関係のイベントが多いんです!
毎週土曜日は星空散歩を開催しているし、天文教室もあります。

 

熱心に研究を重ねて、地域の方々に発信をし続けている博物館、あっぱれです!( `ー´)ノ

 

最寄り駅は、京成線 お花茶屋駅

そこから徒歩10分ほどのところにあります。

料金は 入館料とプラネタリウム観覧料 合わせて450円とリーズナブルです!

 

おすすめのプラネタリウムですので、機会がありましたら皆さまもぜひ訪れてみてください!

 

億男 / 川村元気

 

億男 (文春文庫)

 

内容

 

宝くじで3億円を当てた主人公が「お金と幸せの答え」を探すお話。

 

主人公・一男は弟の借金を肩代わりしたことから、妻と離婚します。
そんなとき、宝くじで3億円を当て、戸惑った一男は、大学時代の親友で、仕事で成功し大金持ちとなった九十九に相談します。
しかし騙されてお金を全て盗られてしまうのです。
一男の知る九十九はそんな人ではなかった…。
そんな九十九を信じられない一男は、一男の知らない間の九十九を知る人物に会うことにします。
一男は消えた九十九と「お金と幸せの答え」を探すのです。

 

感想

 

ちょっと前から話題になっていたことは知っていたのですが、10月19日に映画が公開されるんですね!
知らなかったけど、先取りできてうれしい( ゚Д゚)

 

そして!!!

 

主題歌がBUMP OF CHICKENなんですってね~~!!
楽曲も一部分だけ公開されていました。
42秒からBUMP OF CHICKENの新曲「話しがしたいよ」が流れます!
やっぱり声めっちゃいい。


「億男」予告編

 

 

さて、本の感想に入ります。
ネタバレありますよ( `ー´)ノ

 

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小説の形式を借りた"指南書"みたいだな~と思いました。
読んでる感覚としては、パウロ・コエーリョの「アルケミスト」みたいです。

 

小説なんだけど、「やたらと訴えかけてくる~( 一一)」みたいな本。こういうタイプの本、私は結構好きです。
パウロ・コエーリョの「アルケミスト」は【夢を追いかけること】についてでしたが、こちらは【お金と幸せ】についてです。

 

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

 

  

幸せはお金では買えない。
とは言いますが、半分本当で半分嘘です。
お金があれば、自由は買えますが、結局使う人の心次第で幸せかどうかが決まるよ~みたいな内容でした。
"その人"の幸せはお金で買えるけど、大金は人を変えるので"その人"の幸せの基準も変わります。だから"その人"は大金を持っていても幸せになれないかもしれない。
そんな感じです( 一一)

 

心に残ったところを引用します。

 

「日本人が、海外の金持ちたちに何と言われているか知っているかい?」
「何かな?」
死ぬときが人生最大の金持ち、だ。――(後略)」

(本書より引用)

 

海外の金持ちたちの考え方は知りませんが、確かに日本人には大金を残して死んでいく人が多いように思います。遺産相続でもめるのも納得です。
日本人が死ぬときに最大の金持ちとなってしまうのはなぜでしょう?
私も日本生まれの日本育ちで、れっきとした日本人なので考えてみたのですが、ちょっと思い当たることがあります。

 

「死ぬときに最大の金持ち」となってしまうのは、「お金が欲しいお金が欲しい」と言いながら、本当にやりたいことを実現するために計画を立てていないからだと思うのです。
お金を貯めても使い方が分からない、やりたいことを何かと理由をつけて実行しない。
これが原因じゃないかな~( 一一)?

というか私がそうです!本当にやりたいこと、意外と見つからない!(^o^)/

  

滲んだ景色の先に、かつての万佐子が現れた。柔らかく美しい笑顔。大きくなったおなかを触りながら。あれはそうだ、まどかが生まれるひと月前だ。本を読んでいる一男。編み物をしながらそれを見ている万佐子。おなかの中にはまどか。家族の始まり。まどかが生まれる。万佐子は幸せそうに笑う。一男は嬉しくて泣く。ありがとう。生れてきてくれてありがとう。

 

都心からは離れているけれど、緑がたくさんある賃貸住宅に引っ越した。遊具がある公園で遊び、河川敷を散歩した。本屋に行き、一男が文庫本を買い、万佐子が雑誌、まどかは絵本を買った。一冊ずつだ。帰り道に定食屋に寄り、次の休みに遊びに行く場所を家族会議で決めた。デザートにシュークリームを買って帰る。明日の朝食べるパンも。レンタルビデオショップで旧作の映画を借りて帰った。風呂に入り、映画を観て、川の字になって眠った。

 

そこにあった幸せ。生を繋ぎ止め、明日へと生かすものたち。柔らかいバスタオル、風に揺れるカーテン、ベランダではためく洗濯物、並んだ歯ブラシ。焼きたてのパン、甘いリンゴ、淹れたての珈琲、一輪のチューリップ。
もうあの日々は戻ってこない。どんな大金でも買い戻すことはできない。

(本書より引用)

 

以上は、一男が幸せだと感じる瞬間の引用です。
今を一生懸命に過ごし、未来に希望をもって生きている様子が描かれています。

 

明日やりたいことのために、今日を一生懸命生きる。そして次の日をワクワクしながら向かえて一生懸命生きる。その繰り返しが人を幸福な気持ちにさせるのではないでしょうか。

 

 

一方、大金を手に入れた九十九はこんなことを思っていたようです。

 

「でも、旅というのは本来そういうことを楽しむためにあるはずだろう?何か些細なものを欲しがったり、それを少しでも安く手に入れるために交流をしたり。でも僕はそれがもう楽しめなくなっていることに気付いてしまった。なんでも手に入るはずなのに、お金に対して白けている。そんな自分が怖かった。だからこそ、僕は小さなお金に対しても執着しようとした」

(中略)

「でもどんなに執着しようとしても、心の底から楽しくはなかったんだ。どうでもよかった。お金があればなんでも解決してしまうということを知ってしまった僕は今、生きていくことに飽きてしまっているんだ」

(本書より引用)

 

ここでいう旅とは、一男と九十九のモロッコ旅行のことをさしていますが、人生の比喩にもなっています。
思い通りにならないから頑張る。
少しでもいい条件で手に入れられるように考える。
そういった営みが喜びや達成感、悔しさを呼び起こし人生を豊かにするのだと思います。

 

反対に、そういった精神的に刺激のない生活は、人を冷めた気持ちにさせるのかもしれません。そして大金を手にしているときほど、刺激のない生活に陥りやすいのかもしれません。
そんなことを考えさせられた小説でした。

 

お気に入り度

 

★★★★ 

人生を楽しむために、ノリって結構大切( 一一)

帝一の國

 

帝一の國

 

内容

 

国内屈指の名門校である海帝高校で生徒会長の座に就いた人物には、将来の入閣が約束されていた。首席で入学を果たした新入生の赤場帝一(菅田将暉)には、いつか総理大臣になって己の国を作り上げるという大きな野望があった。彼は2年後に控えた生徒会長選を見据え、全国から集まったトップエリート800人の高校生相手に戦いを挑む。

 

引用元

解説・あらすじ - 帝一の國 - 作品 - Yahoo!映画

 

感想

 

ネタバレあります。

 

めっちゃ面白いです。

 

私は原作の漫画を読んでいないのですが、映画を観て確信しました。
漫画も絶対面白い!!!

 

映画しか触れていない人の意見ですけどね!( 一一)

 

まずキャスティングがいい!
それぞれ個性的なキャラクターを作り上げているし、イケメンなのに全!力!な演技が笑えます。
文化祭でふんどし姿で太鼓叩くシーンあるじゃないですか。あそこで黄色い歓声を浴びているのをみて(あの人たち演技じゃないよね?)「あっ、この人たち人気イケメン俳優だったんだ」と思い出しました( ゚Д゚)

 

そして、まとめ方がとても上手かったです。
おそらく漫画では、帝一の生徒会長立候補戦がもっとも熱くて盛り上がるところかと思います。だけど映画では、そこはラストにさらっと流すだけなんですね。
帝一が何で総理大臣になりたいのか。帝一の人としての成長。友情。政治戦略。
こういったものを中心に話を展開させていたため、話が破綻せず理解しやすく、感動できました。

映画ですっ飛ばしたところ、とても気になるんですよね~。漫画をみてね!(^^)!、という原作へのリスペクトでしょうか。
あえて続編を作らないところも好印象でした。

 

お気に入り度

 

★★★★