インファナル・アフェア - いかえるの感想日記

内容

1991年、ストリート育ちの青年ラウは香港マフィアに入ってすぐ、その優秀さに目を付けたボスによって警察学校に送り込まれる。
一方、警察学校で優秀な成績を収めていた青年ヤンは突然退学となる。彼は、警視に能力を見込まれマフィアへの潜入を命じられたのだった。
やがて2人の青年は、それぞれの組織で台頭していく。そして10年後、警察はヤンから大きな麻薬取引の情報を受け取る。しかし警察の包囲網はラウによってマフィア側に筒抜けとなっていた。検挙も取引も失敗に終わったことで、警察、マフィア双方がスパイの存在に気づいてしまうのだった…。

引用元

解説・あらすじ - インファナル・アフェア - 作品 - Yahoo!映画

感想

ネタバレあります。

これは面白かった！

警察とマフィア。両サイドにスパイがいて、敵のスパイを探せ！みたいな話なんですけど、ベースにはずっと虚無感とかやるせなさみたいなものが漂っているんです。
何年も敵の組織に潜り込むなんて、相当ストレスがかかりますよね。
敵の組織に愛着がわいてしまったとしたら、スパイをしている身としては裏切り者だという思いが付きまとってくるだろうし、重要な情報を掴むために優秀な人材としてふるまいつつも目立ちすぎてはいけない。

スパイって非常に難しいんです( ｀ー´)ノ
そういった苦しみに耐えるスパイの姿がうまく描かれていると思いました。

そして2人のスパイがまたかっこいいんですよ～。
香港の俳優は全く分かりませんが、観ているうちにファンになっちゃいます。
トニー・レオンが別れた彼女とその娘に会い、彼女が娘の年齢を嘘をついて教えるシーン、殺されたトニー・レオンがエレベーターに挟まってドアが閉まらないシーン、の演出がとても好き。

ラスト、全てに勝ったアンディ・ラウですが、実は彼が一番地獄のように苦しい道を歩むことになるのでしょう。今まで冷酷に人を騙してきた代償は大きかったということです。

はああ～、よく出来た映画だ( 一一)

どうでもいいけど、エリック・ツァンがかわいすぎて憎めないんだ。マフィアのボスなのに…！

↓エリック・ツァン

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