マジャン ~畏村奇聞~ 全11巻 / カミムラ晋作
内容
行方不明の父親の生まれた村、麻上村に引っ越した山里卓次(中2)。ふとしたことからさまざまなトラブルに巻き込まれ、「マジャン=麻雀」で身体の一部や大切なものを賭けた勝負に挑んでいく。次々に現れる敵。因習が根強く残る村の謎がマジャン対決を通して徐々に明らかになっていく。
wikipedia より
感想
麻雀を全く知らない私ですが、11巻を一気読みしてしまう面白さでした。少年たちの熱い闘いって好きなんです。裏切り、プライド、成長、心理戦、少しの血なまぐささ、そういった要素がたまらない!
そしてとにかく主人公いじめがひどいんです(笑)
主人公の知らない村独自のマジャンルールで戦わせたり、常人離れした能力者が何人かで結託して主人公の勝利を邪魔してきたり。
審判から観客までアウェーすぎ!山里くんの四肢狙いすぎ!
こんなのありかよ!という難題を次々に仕掛けてくるのです(ぶっとび設定もありますがそれなりに理由があって説明してくれるので受け入れられます)。
だけど主人公がそんな難題をどうクリアしていくのか、といった点もとても面白いです。
敵キャラもなかなか魅力的。自分の戦い方にプライドを持っている人はかっこいい。
異能の力の疲労からいつも通りに戦えなくなっても王者としての誇りを捨てない白さんもかっこよかったけど、私は葵くんが好き。強い人と本気の勝負をするためにどんなことでもやってのける純粋さがいい!かと思えばクールで一匹狼でかっこいい。
ヒロインの別所たまのちゃんも巨乳でかわいいよ!
ルールもよく分からないのにストーリー展開とキャラクターでこんなに熱くなったのは「ヒカルの碁」ぶりかもしれない。
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お気に入り度
★★★★★