ABC殺人事件 / アガサ・クリスティ
内容
「6月21日、アンドーヴァーを警戒せよ」と文末に「ABC」と署名された挑戦状のとおり、Aで始まるアンドーヴァー(Andover)の町で、イニシャルがA.A.のタバコ屋の老女アリス・アッシャー(Alice Ascher)の死体が発見され、傍らには「ABC鉄道案内[2]」が添えられていた。
『ABC殺人事件』(原題:The ABC Murders)は、1936年に発表されたアガサ・クリスティの長編推理小説である。クリスティ18作目の長編で、エルキュール・ポアロシリーズの長編第11作にあたる。知名度・評価ともに高い著者の代表作の一つである。
wikipedia より
感想
フィクションとしての連続殺人事件が好きです。そこに物語性が生まれると思うからです。見立て殺人だったり、被害者に思いもよらない繋がりがあったり。
ABC殺人事件も連続殺人事件です。
ABCの殺人には何か意味があるのか、何が目的なのか。そういったことを考えながらワクワクして読みました。
意外に思ったのが、ポワロの謎解き方法です。物的証拠になりそうなものはなく、挑戦状を送りつける犯人の性格から謎を解いていくのです。
ポワロさんぐらいの探偵になると、経験値の高さから 犯人を追い詰めていくこともできるんだなーと思いました。
お気に入り度
★★★