ダークナイト
内容
映画『バットマン ビギンズ』の続編で、バットマンの最凶最悪の宿敵であるジョーカーの登場で混乱に陥ったゴッサムシティを守るべく、再びバットマンが死闘を繰り広げるアクション大作。監督は前作から続投のクリストファー・ノーラン。またクリスチャン・ベイルも主人公、バットマンを再び演じる。そして敵役のジョーカーを演じるのは2008年1月に亡くなったヒース・レジャー。シリーズで初めてタイトルからバットマンを外し、新たな世界観を広げたダークな展開に目が離せない。
悪のはびこるゴッサム・シティーを舞台に、ジム警部補(ゲイリー・オールドマン)やハービー・デント地方検事(アーロン・エッカート)の協力のもと、バットマン(クリスチャン・ベイル)は街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。だが、ジョーカーと名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく。
シネマトゥデイ より
感想
バットマンシリーズ2作目と知らず、 初っぱな観てしまった!
1作目観てなくてもめちゃくちゃ面白かった!考えさせられた!かっこよかった!切なかった!アメコミっぽかった!
だけど、1作目観てからだったらもっと面白かったんだろうなーーーーー!!!!!
うーん、惜しいことをした。
以下ネタバレ含む感想になります。
正義と悪って何でしょう。
私は正義と悪に境界線はないと思っています。正義感溢れた人でも状況によっては悪いことはするだろうし、犯罪者だって蟻を助けるでしょう。片方に言い切れないことが人間らしさです。
映画では、正義と悪の象徴であるバットマンとジョーカーが激しく対立します。この2人は正義と悪が、はっきり分かれていて決して交わりません。だから人間らしくありません(ヒーローものの特徴かもしれません)。
だけど人間らしくない2人は、人間らしくないからこその孤独をかかえていて、そういった深い部分でお互いを理解しあえる存在です(ここ、私の萌えポイント!)。ジョーカーがバットマンのことを気に入ったのは、人間らしさを放棄したバットマンのヒーローっぷりを認めたからでしょう。
バットマンが、デントとレイチェルのどちらかしか助けられない状況になったとき、街の未来のためにデントを救いに行きます。バットマンの徹底したヒーローっぷりに心が痛くなりました。お前はレイチェルが好きなんだろ!救ってくれよ!
さらに、街のために自分の感情を殺してデントを助けたにも関わらず、ジョーカーを恐れた町民に「バットマンは名乗り出ろ」とか言われちゃって。バットマンは何をモチベーションに戦えばいいの?完璧なヒーロー辛いよ~。
さらにさらに、レイチェルを亡くしジョーカーにそそのかされたデントが闇落ちします。もうバットマン辛すぎて見てらんないよ~。
そんな中、ジョーカーが2つ船に爆弾を仕掛けます。囚人の輸送船と一般客の乗る周遊船。相手の爆破スイッチを押さなければ両方の船を爆破する、とジョーカーは脅しますが、どちらの船も押しませんでした。ジョーカーはがっかりですが、ゴッサムシティに希望の光を見出だすことが出来て、バットマンの苦労が少しでも報われたので嬉しかったです。
お気に入り度
本業金持ち副業バットマンをこなすブルースは変態だけどかっこいい。
★★★★★