メッセージ
内容
巨大な球体型宇宙船が、突如地球に降り立つ。世界中が不安と混乱に包まれる中、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう軍から依頼される。彼らが使う文字を懸命に読み解いていくと、彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥る。やがて言語をめぐるさまざまな謎が解け、彼らが地球を訪れた思いも寄らない理由と、人類に向けられたメッセージが判明し……。
引用元
感想
めちゃくちゃ面白かったです!面白くてすぐに原作を読んじゃいました。
話の感想については原作の方ですでに記事を書いたので、そちらをご覧ください。
原作の感想はこちらです!
今回は映画と小説をみた上での感想を書いていきます。
原作が面白いのは差し引いても、とてもよい映画でした。
原作で面白かった、言語学者が徐々にヘプタポッドと会話できるようになっていく過程も丁寧に描かれているし、原作の難しいところもだいぶなくなり、分かりやすいです。
また諸外国とのやり取りもあったので、現実感が増してスケールも大きくなりました。
「使用する言語が、ものの考え方を決定づける。」
ルイーズがそのようなことを主張していました。
ヘプタポッドの書く文字は円で、はじまりも終わりもありません。ヘプタポッドには過去や未来という概念がないのです。
ヘプタポッドはルイーズの主張を裏付ける存在証明となるのです。
ちなみにこのルイーズの主張は、サピア=ウォーフの仮説によるものだそうです。
お気に入り度
★★★★★
考えれば考えるほど綿密に練られていてすごい話だと驚かされます。