ふたりの女王~メアリとエリザベス
内容
スコットランド女王メアリー・スチュアート(シアーシャ・ローナン)は16歳でフランス王妃となり、18歳で未亡人になると、スコットランドで再び王位につく。しかし、当時のスコットランドを支配していたのは、従姉でもあるイングランド女王エリザベス1世(マーゴット・ロビー)だった。メアリーは自身のイングランド王位継承権を主張し、エリザベスの権力を脅かす。恋愛や結婚を経験し、気高く美しいメアリーに、エリザベスは複雑な感情を抱く。それぞれの宮廷内部で起こる裏切りや反乱、陰謀が2人の王位を危険に晒し、歴史の流れを変えていく……。
引用元
ふたりの女王 メアリーとエリザベス | 映画-Movie Walker
感想
ネタバレあります!
私、歴史はさっぱりですが、シアーシャ・ローナンちゃんが出ていると知り、劇場へ足を運びました!('◇')ゞ
ちゃんと予習はしていきましたよ!世界ふしぎ発見で!
おかげで、混乱せず観れました。でも登場人物が多いよ!
この人誰だっけ?って思ってたらメアリのお兄さんだったこともありました(*´ー`*)
キャスト見たらガイ・ピアースも出てたらしい!全然思い出せないんだけど!
「二人の女王」と言いつつも、主役はメアリー。
メアリーってエリザベスと比べて、血筋もちゃんとしているし女性の喜びをたくさん知っていて、わがままな感じかと思っていました。
全然違う!!!( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
全然!!!( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
同じ家柄でも派閥があって巻き込まれるし、女王としての立場をわきまえなくちゃいけないし、結婚は愛がないし、仲良しの吟遊詩人?も頼りない夫も殺されちゃうし、子供と離ればなれになってメアリーは幽閉されるし。
女王、辛いことばっかじゃん!
そんな状況でも、メアリーもエリザベスも女王の誇りを失わず凛としていてかっこよかったです。
そして、ライバルだけど二人にしか分かりあえないものがあって、それを感じとっているんですよね。お互いを意識してるから、ときにギスギスするけど本当は認めあっている。そんな関係がかっこよすぎる!!( `ー´)ノ
内密に小屋で会ったメアリーとエリザベス。
命の危機にあってもメアリーは頭をさげません。自分は正当な女王だからそんなことをする必要がないのです。対してエリザベスも自分の立場があるから、メアリーのことを救いたいと思っていても譲りません。
気高く純粋なメアリー女王と規律と嫉妬にもがくエリザベス女王!!!
めちゃくちゃにいいシーンで少し泣きました。
ちなみにこのシーンは創作らしいです。
もう一つ、心に残っているシーンがあります。
エリザベスが影で妊婦になるシーンです。
エリザベスが子供を作らないと分かっているからこそグッときます。
女王って不自由だ。
本作のメアリーとエリザベスは爽やかに描かれていました(周りが権力争いでドロドロしていた)。だから、しょうもないことでケンカして罵って、というようなどろっどろのメアリーとエリザベスも観てみたいな~とちょっと思いました(笑)
マックス・リヒターの音楽がまた作品の雰囲気に合っていて、とってもいいんですよね~(*´Д`)
お気に入り度
★★★