七つの大罪 (1)〜(27) / 鈴木央
内容
人間と人間ならざる種族の世界が分かたれていなかった古の時代、ブリタニアの大地を舞台に、七人の大罪人から組織された伝説の騎士団〈七つの大罪〉の戦いを描く。
wikipedia より
感想
未読の方はこの先、展開を連想できるワードがありますのでご注意ください。
読んでいて感じたワードは以下の通りです。これらのことについてゴニョゴニョ書いています。
- 感情
- 循環する生
- 異種共存
- 愛
感情
心のないゴウセルと、死ぬたびに1つ感情をなくすメリオダス。感情の欠如によってもたらされる他者との不調和を描くことで、感情の大切さを強調しています。
感情があることで人それぞれの思いや正義が生まれます。
そして、感情を表出すると周りの人から共感や反発が起きます。反発はいいものではありませんが、他者からの反応は大事です。他者との繋がりを感じられるからです。
人間の持つ感情を、鈴木先生は「七つの大罪」で特別なものとして扱っているな〜と感じました。
循環する生
「七つの大罪」では、死んだキャラが生き返ったり生まれ変わったりしています。死は一方通行ではないのです。死んでもそこから何かが生まれる。それはとても温かく、死への孤独から解放してくれます。
異種共存
他種族間でときに戦争を、ときにけん制し合う世界で、主人公率いるチームは種族を越えた絆で結ばれています。種族なんて生き物の器でしかありません。大切なのはその中身。目に見えないから間違えることも多いですが、中身を見極めてお互いを認め合う。そういった思いが異種族と共存するための鍵となっていくでしょう。
愛
人間は孤独な生き物です。寂しさゆえに気が狂ってしまうかもしれません。そこから脱出するためには”愛”が必要です。
家族愛、恋人、兄弟愛。なんでもいいです。愛こそが孤独で殺伐とした世界から救ってくれるのです。宗教の勧誘みたいだ…( ゚Д゚)
漫画の中ではラブラブなカップルがたくさん出てきます。正直羨ましいです( ゚Д゚)( ゚Д゚)
損得考えず、信じあえる相手がいたら幸せなんだろうな〜と思いました。
今後の展開で気になるところ
- キングさんの羽根が完全にはえたときの闘級
- ホークちゃんの謎(魔力ある生き物を食べると変身する)
- メリオダスの罪の詳細
- バンはずっと不老不死なのか
- マーリンがアーサーを気にかける理由
- マーリンは何者か
- 十戒を作った魔神の王の目的
お気に入り度
★★★★