遊星からの物体X
内容
氷の中から発見されたエイリアンと南極基地の隊員との死闘を描いた、SFホラーの古典「遊星よりの物体X」のリメイクで、よりキャンベルの原作に近い。10万年前に地球に飛来した謎の巨大UFOを発見した南極観測隊のノルウェー基地が全滅。やがてノルウェー隊の犬を媒介にしてアメリカ基地に未知の生命体が侵入した。それは次々と形態を変えながら隊員たちに襲いかかる……。
引用元
解説・あらすじ - 遊星からの物体X - 作品 - Yahoo!映画
感想
ネタバレあります!
SFホラー映画です。
ホラー映画は得意ではないのに、最近観ているのには理由があります。
「メッセージ」という、めちゃくちゃ良作な映画の脚本を、エリック・ハイセラーという方が担当していたのですね。原作も読了済みなので、エリック・ハイセラーさんがいかに丁寧に根気強く仕事をしていたのかがわかるのですよ。
そして、脚本家エリック・ハイセラーを追いかけたい、と思って彼の関わった作品を探してみたのです。
まあ、ホラー映画の多いこと!
「エルム街の悪夢」とか「ライト/オフ」とか。
仕方なしに、ホラー映画も出来るだけ観てみるようにしてみたのです。
「メッセージ」の感想( `ー´)ノ
「ライト/オフ」の感想( `ー´)ノ
だけど私、ちょっと間違えてしまうんですね。
「遊星からの物体X」を観たのはいいのですが、脚本家がエリック・ハイセラーさんじゃないんですよ。
えええ!!!( ゚Д゚)どうしてよ!!
はい、よーくタイトルを見てみたら、違うんですよ。
まず、「遊星よりの物体X」というのが1951年に作られてですね、今回私が鑑賞した1982年の「遊星からの物体X」は「遊星よりの物体X」のリメイクとなるのです。
そして、その前日譚として作られた、「遊星からの物体X ファーストコンタクト」こそ、エリック・ハイセラーさんが脚本を担当した映画だったのです。
ややこしい( ゚Д゚)!
そんなわけで、間違えて「遊星からの物体X」を観てしまいました。
今更どうこう言っても何も変わらないので、「遊星からの物体X ファーストコンタクト」を楽しむためには必要な寄り道だった、ということにしておきましょう!( ゚Д゚)ソウダソウダ!
前置きが長くなりましたが、ここから感想に入ります!
「遊星からの物体X」はSFホラー映画です。
細胞を取り込み、人間に化ける未知の生物との戦い!
「お前、本当は未知の生物なんじゃないの?」という具合に、疑心暗鬼になる隊員同士の争い!
そして未知の生物のグチョグチョ!(?)
結構面白かったです。
それまで仲がよかったのに、ある事件をきっかけに人を信じられなくなり、1人また1人と姿を消していくところがアガサ・クリスティーの代表作「そして誰もいなくなった」のようでした。
未知のものに遭遇しているというSF好きにはたまらないワクワク感と、未知の生物に対面したときの人間の精神的な脆さが描かれていて、1982年とやや昔の映画ですが良い映画だったと思います。
こんなSFもありだな~。
お気に入り度
★★★