愛と悲しみの果て
内容
デンマークの資産家の娘カレンはスウェーデンの貴族と結婚し、ケニアへ渡る。コーヒー農園を経営することになったカレンは様々な困難にみまわれる。彼女はいつしか英国の冒険家と愛し合うようになり……。アイザック・ディネーセンの自伝を映画化した一大ロマンス。
引用元
感想
お久しぶりです、いかえるです!
いろいろと思い悩むことがありまして、当ブログを1ヶ月くらい放置してました。
さて、そんなときに「愛と悲しみの果て」を観たんですけどね、もうね、すごいんですよ。
ネタバレありで感想書いていきます!
何がすごいって、メリル・ストリープ演じるカレンがとても強い!
知り合いもいないアフリカの土地で、高地には向かない珈琲を栽培することになり、新婚なのに旦那さんとは上手くいかず、せっかく育った珈琲も燃えてしまう。
私だったらストレスで「きーーーっっっ!!!」ってなりそう…(笑)
ヒステリック起こしますよ(笑)
だけどカレンはジタバタせず、淑女らしい態度で乗り切るんです。
同じ女として尊敬するよ〜。
そんなカレンを静かに見守るのがロバートレッドフォード演じるデニス。
冒険家である彼はふらっとしか姿を見せないんですけど、2人は次第に惹かれ合っていくんですよね。
私、実は最近ロバートレッドフォードを意識的に追いかけてるんですけど、今回のレッドフォードは男としてちょっとずるいんですよね。
釣った魚に餌をやらないというか、それが冒険家というものなのか。とにかくデニスは自由すぎる。女はただ待ってるだけで、帰ってくる保証も安心も与えてくれない。
そんな男ばっさり切り捨てられたらいいんですけどね、人の心はそう簡単に切り替えられない。
しかもロバートレッドフォードかっこいいんですよね。愛されちゃったら、何をされてもすがりつきたい!(笑)
2人はケンカをします。
カレンも忙しくてそれどころじゃなさそうなのに、ちゃんと向き合っていて本当に立派です。
そして思いが通じたのか、デニスが折れるような形で帰ってくるんです。
こういう男女の駆け引きがベタだけど好きです。憧れる…。
デニスとも更に絆を深めたし、もう、これで怖いもんなしだろ!
と思っていたらデニスの突然すぎる死。あっという間のことで言葉も出ませんでした。哀しみが深い。
雄大なアフリカの大地で、愛が生まれて哀しみがあって。
モーツァルトの音楽が優しく響いているのがとても印象的でした。
お気に入り度
★★★★